春の息吹を感じさせる多機能チェア「Spring」

Navid Ghandiliによる都市生活者のためのスペース効率的なデザイン

この木製の多機能チェアは、現代的なデザインで、内蔵された圧縮スプリングによって一押しで変形します。小さな部屋での使用に適しており、2つのチェアとテーブル、またはイベントでのスタンドとして設置することができます。すべてのサイズは人間の体の標準的な人間工学に基づいて設計されています。

主な材料は、自然色と白色のオーク材です。木製のシートを並べて円形に切り出し、アルミニウム製の内蔵圧縮スプリングを取り付けます。テーブル、チェア、スタンドの各部分のサイズは、それぞれ幅900mm×奥行900mm×高さ500mm、700mm、900mmとなっています。

このチェアは、一つの家具に三つの機能を詰め込むことで、経済的でありながらスペースを節約することを目指しています。使用される技術は、五つのアルミニウム製スプリングをクランプレバーで保持するものです。木の層を重ねて接着し、円形に切り出した後、最終的には自然色と白色のオーク材の突板で覆います。

このプロジェクトは2020年1月にイランのテヘランで開始され、同年2月に完成しました。その設計は、スペースが限られた場所での快適さを追求するという課題に挑戦するもので、その結果、2021年のA' Furniture Design Awardでゴールデン賞を受賞しました。

このデザインの著作権はNavid Ghandili氏が所有しており、その独自性と革新性が高く評価されています。都市生活者のライフスタイルに対する深い理解と、スペースを最大限に活用するための独自のアプローチが、この多機能チェア「Spring」を特別な存在にしています。