ストリーミングに特化した新世代TVリモコン「Capsule」

Shivang VaishnavによるOTTプラットフォーム向けの革新的なデザイン

ストリーミングに特化したTVリモコンの新たな可能性を提示する「Capsule」。そのデザインは、現行のリモコンが持つ認知的負担を削減し、シンプルな操作性を追求することを目指しています。

「Capsule」の開発にあたり、ユーザーセントリックなアプローチが採用されました。リモコンの厚みは、どんな手にもぴったりとフィットするように設計されています。また、OTTにおいて最も一般的な入力方法であるタイピングの改善に焦点を当てつつ、音声コマンドやタッチパッドも搭載しています。

「Capsule」の特徴的な点は、リモコンの使用時の認知負荷を大幅に減らすことです。ボタンは使用頻度に応じて2つのセットに分けられています。一つはタイトルを開始する前に使用する機能、もう一つはタイトルを開始した後に使用する機能のためのものです。

音声コマンドは発展途上の技術でありながら、OTTのTVでの入力方法としてはタイピングが依然として好まれています。ユーザーセントリックなアプローチが取られ、タイピングの体験が改善されました。オンスクリーンキーボードが表示されると、「Capsule」リモコンは横持ちにすることができ、ボタンの配置が変わります。これにより、ユーザーは一つのナビゲーションボタンセットでタイプするのと同じように、二つのナビゲーションボタンセット、それぞれにカーソルが付いているものでタイプすることができます。

また、「Capsule」には、将来的なイノベーションのために音声コマンドとマイクも搭載されています。これらの特性により、「Capsule」は現行のリモコンデザインから一歩踏み出した、新たな可能性を提示しています。

このデザインは、2021年にA'デジタル・エレクトロニックデバイスデザイン賞のアイアン部門で受賞しました。この賞は、プロフェッショナルで産業的な要件を満たす、実用的で革新的な創造物に授与されます。業界のベストプラクティスと優れた技術特性を統合し、満足感とポジティブな感情を提供し、より良い世界に貢献することが評価されます。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Shivang Vaishnav
画像クレジット: Shivang Vaishnav
プロジェクトチームのメンバー: Shivang Vaishnav
プロジェクト名: Capsule
プロジェクトのクライアント: Shivang Vaishnav


Capsule IMG #2
Capsule IMG #3
Capsule IMG #4
Capsule IMG #5
Capsule IMG #5

デザイン雑誌でさらに詳しく読む