モンドリアン:色彩と形状が織りなす光のアート

モニカ・ピント・デ・アルメイダによるライトニングデザイン

20世紀の美学と現代性が融合したライトニングデザイン、モンドリアン。色彩と形状が織りなす光のアートをご紹介します。

モニカ・ピント・デ・アルメイダによるライトニングデザイン、モンドリアンは、長い間彼女の潜在意識に秘められていたアイデアから生まれました。彼女はこのランプをただ光を放つものではなく、何かもっと深いものを伝える存在としたかったのです。その結果、20世紀の美学と現代性が融合したこのデザインが誕生しました。

モンドリアンは、色とりどりのアクリルを重ね合わせて作られた横長の長方形の形状をしています。ランプはステンレス製のケーブルに吊り下げられ、高さを調節することが可能です。また、ランプの四方から見ると、それぞれ異なる風景が広がっています。これは、6色のアクリルが作り出す調和と相互作用を最大限に活かした結果です。

ランプの製作過程は、まず手描きのスケッチから始まりました。その後、3Dプロセスと照明機能や素材に関する技術的な側面の研究が行われ、メーカーと共に最初のプロトタイプの製作が始まりました。モンドリアンは、上下に光を放つことで、周囲に優しく広がる光を作り出します。

モンドリアンのデザインには、オレンジ、黒、白、黄色、緑、濃いピンクの6色のアクリルが使用されています。また、無線リモコンによる調光機能も備えています。ランプのサイズは、高さ120mm、幅1320mm、奥行き120mmとなっています。

このランプは、モニカ・ピント・デ・アルメイダが長年心に秘めていたアイデアから生まれました。彼女は、このランプがただ光を放つだけでなく、色や形、ボリュームを通じて感情を表現するものとしたかったのです。その結果、モンドリアンという、色と形が織りなす光のアートが誕生しました。

モンドリアンは、2021年にA'ライトニング製品とフィクスチャデザイン賞の銀賞を受賞しました。この賞は、優れた技術的特性と芸術的スキルを持つ、創造性と専門性に優れたデザインに授与されます。モンドリアンは、その優れたデザインと革新性により、この賞を受賞することができました。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Mónica Pinto de Almeida
画像クレジット: Image #1: Photographer Ricardo Vieira, 2019. Image #2: Photographer Ricardo Vieira, 2019. Image #3: Photographer Ricardo Vieira, 2019. Image #4: Photographer Ricardo Vieira, 2019. Image #5: Photographer Ricardo Vieira, 2019. Video credits: Art direction and Editing: Mónica Pinto, 2021
プロジェクトチームのメンバー: Mónica Pinto de Almeida
プロジェクト名: Mondrian
プロジェクトのクライアント: Mónica Pinto de Almeida


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