クラシックとモダンが融合した電動カーゴバイク「Zoomo Cargo」

デザイナーAsbjoerk Stanly Mogensenが描く新たな移動体験

クラシックなカーゴバイクに現代的な要素を取り入れた「Zoomo Cargo」。その魅力とは何か、デザイナーのAsbjoerk Stanly Mogensenに迫ります。

「Zoomo Cargo」は、コペンハーゲンのクリスチャニアバイクを思わせる古典的なカーゴバイクに、新素材と新機能を加えたモダンな電動カーゴバイクです。組み込まれたライトとディスプレイが特徴で、設計されたステアリングメカニズムにより、通常の自転車と同じようにコーナーを曲がることができます。このバイクは、大人1人と子供2人を乗せることが可能です。

このバイクが他のバイクと異なる点は、その現代的な要素とアイコニックな外観にあります。アルミニウムとカーボンで作られており、組み込まれたライトが特徴の新たなアイコニックな乗り物です。カーゴボックスの下には傾斜装置があり、通常の自転車と同じようにコーナーを曲がることができ、安全性も確保しています。

このバイクは、アルミニウムとカーボン素材を使用して製造されています。そのサイズは、長さ170cm、幅110cm、高さ120cmで、重さは30kgです。デザインチームには、Asbjoerk Stanly Mogensen、Luka Jelaska、Christopher Krainer、Mina Nada、Sasa Stihが名を連ねています。

このバイクの開発は、500人のエンドユーザーから得た洞察に基づいて行われました。開発期間は、最初のスケッチから最終的な製品に至るまで12ヶ月で、クロアチアで製造されました。

設計上の最大の課題は、重量を記録的なレベルまで減らすことでした。電動自転車にはレースバイクのDNAがあり、軽量でなければならない。しかし、バッテリーやモーターの重量を加えることが最も困難な課題でした。これを解決するために、金属やアルミニウムの代わりにカーボンやケブラーといった伝統的でない素材を使用しました。

このデザインは、2021年のA' Vehicle, Mobility and Transportation Design Awardで銀賞を受賞しました。銀賞は、最高の技術的特性と素晴らしい芸術的技術を持つ、創造的で専門的に注目すべきデザインに授与されます。これらのデザインは、優れたレベルの卓越性を示し、ポジティブな感情、驚き、驚嘆を引き出します。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Asbjoerk Stanly Mogensen
画像クレジット: #No 1: Asbjoerk Stanly Mogensen #No 2: Asbjoerk Stanly Mogensen #No 3:Asbjoerk Stanly Mogensen #No 4: Asbjoerk Stanly Mogensen #No 5: Asbjoerk Stanly Mogensen
プロジェクトチームのメンバー: Asbjoerk Stanly Mogensen, Luka Jelaska, Christopher Krainer, Mina Nada , Sasa Stih
プロジェクト名: Zoomo
プロジェクトのクライアント: Asbjoerk Stanly Mogensen


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