「フロー・コレクション」は、流動的なガラスの動きからインスピレーションを得ています。その動きは、一瞬にして凍結され、壊れやすさと永遠性を同時に秘めています。ガラス製作のリズムにより、各々の花瓶は抽象的な印象を踊るブラシストロークを模倣する独特の色彩のしぶきを持つことになります。それぞれの花瓶が独自の「息吹」を持ち、単なるインテリアオブジェクト以上の存在となっています。
このコレクションは、北欧のクールさと、ガラスの層間で色彩が自由に流れることを可能にするフィンランドの気まぐれなガラス吹き技術を融合させています。三つの形状があり、青と紫の色が利用可能です。すべての作品は口吹きで形成され、手作業で成形され、署名と番号が付けられています。
このコレクションのデザイン哲学は、日常生活に静けさをもたらすオブジェクトを創造することです。スタジオ製の花瓶が使われる瞬間は特別なもので、光がガラスを通過するとき、作品の影が生き生きとして内部の色彩遊びを反映します。
「フロー・コレクション」は、厚くて大きなガラスがどのように無重力に見えるか、また、媒体の光学が色彩の動きにどのように影響を与えるかという、媒体の対照的な性質を実験しています。プロジェクトの創造的な挑戦は、色彩を抽象的な方法で使用しながら、調和のとれた印象を創り出すことです。
このデザインは、抽象的なブラシストロークの視点を研究しています。それは、壊れやすさと永遠性を持つガラス媒体の優雅さに触発されています。プロセスは、各々の花瓶が抽象的な印象を踊る色彩遊びを持つことを保証しています。各花瓶が独自の「息吹」を持つことは、作品の魂のメタファーであり、それが単なるインテリアオブジェクト以上の存在となる要素です。
このデザインは、A' ファニチャーデザイン賞2021でシルバーを受賞しました。シルバー A' デザイン賞は、最高のクリエイティブさ、プロフェッショナリズムを示すデザインに授与されます。これらのデザインは、優れた技術的特性と素晴らしい芸術的技巧を示し、卓越したレベルの優れたものであり、ポジティブな感情、驚き、驚嘆を引き出します。
プロジェクトデザイナー: Sini Majuri
画像クレジット: Icy Design Oy, 2021. Helsinki Finland
プロジェクトチームのメンバー: Glass blowing team, Kari Alakoski and Marja Hepo-aho. Made in Mafka&Alakoski Glass Studio, Finland.
プロジェクト名: Flow
プロジェクトのクライアント: Sini Majuri