空港のデッドスペースを活用する新しいキャリーオンラゲッジ「Arc」

デザイナーDami Kimが提案する効率的な空間利用のための革新的なデザイン

空港や飛行機内の荷物の取り扱いに関する問題を解決するために生まれた新しいキャリーオンラゲッジ「Arc」。そのデザインは、飛行機のオーバーヘッドビンの形状に合わせて曲線を描くことで、これまで未活用だったスペースを有効に使うことを可能にします。

空港や飛行機での荷物の取り扱いには多くの問題があります。その一つが、オーバーヘッドビンの空間の有効活用です。飛行機のオーバーヘッドビンは、シリンダー形状の機体の内側に合わせて丸みを帯びています。そのため、ビンの奥には大きな未使用スペースが生まれてしまいます。そこで、デザイナーのDami Kimは、この未使用スペースを有効に使うための新しいキャリーオンラゲッジ「Arc」をデザインしました。

Arcは、オーバーヘッドビンの内側のカーブを再現した曲線の角を持つデザインです。これにより、オーバーヘッドビンのスペースをより効率的に利用することが可能となり、荷物のスペースも増やすことができます。Arcは、硬質のシェルで、ポリカーボネートで真空成形されます。摩擦や水に強いナイロンがポケットや引き手に使用され、伸縮性のあるハンドルとジッパーの引き手は金属製です。

Arcの特徴は、その操作性と機能性にあります。360度回転するスピナーホイールと回転式の伸縮ハンドルにより、混雑した空港や飛行機内の狭い通路でもスムーズに移動することが可能です。また、上部、前部、底部に引き手があり、底部の引き手はオーバーヘッドビンからの持ち上げをサポートします。すべての引き手は邪魔にならないように収納され、フラッシュになっています。

さらに、サイドにはすぐにアクセスできるラップトップポケットがあり、防水性のある生地とジッパー、組み合わせロック、タグ、オーバーヘッドビンからの出し入れをサポートする裏側のバー、バッグの所有者を特定するための名前タグが付いています。これらの特徴により、Arcは旅行者のニーズを満たすだけでなく、空港や飛行機内での荷物の取り扱いをよりスムーズにすることができます。

このような革新的なデザインは、空港や飛行機での荷物の取り扱いに関する問題を解決するための一助となることでしょう。Arcのデザインは、空間を効率的に利用することで、飛行機のオーバーヘッドビンのスペースを最大限に活用する新しい可能性を示しています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: DamI Kim
画像クレジット: Image #2: Creator SuperJet International, 2013.
プロジェクトチームのメンバー: DamI Kim
プロジェクト名: Arc
プロジェクトのクライアント: DamI Kim


Arc  IMG #2
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Arc  IMG #5
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