ヒンドゥー語で平和を意味する「ウド」:Rosadela Serulleによるレジデンシャルアパートメント「Casa Udo」

色彩の調和とデザインの要素が創り出す、穏やかな空間

ヒンドゥー語で平和を意味する「ウド」。その名の通り、Rosadela Serulleによるこのプロジェクト「Casa Udo」は、その雰囲気に平和が反映されています。色彩の統一感が完璧な調和を生み出し、その広大さは創造性を飛躍させます。

「Casa Udo」の全ての空間には、人々が見とれてしまうようなデザインの要素が散りばめられています。エントランスのシンプルさと、その裏腹に豪華なリビングルーム。これらの空間は、軽やかさと静けさを感じさせるために、アースカラーでまとめられています。一方、スタディルームは、他の空間とは異なる強い色使いが特徴で、見る者を驚嘆させる空間となっています。

ダイニングルームには、白いカラーラ大理石で作られた滑らかな曲線を持つテーブルや、オーナーの期待を超えるビルトインワインセラーなど、驚きの要素が満載です。テラスは、壁に微細なセメントを使った技術や、大胆な家具選びによって創り出された雰囲気が特徴で、ここが最もお気に入りの空間だと、デザイナーは語ります。

社交的な空間から寝室へと移ると、ここでは主要なクライアントである4人の子供たちの個性や趣味をデザインに反映させるため、それぞれと話し合いながらデザインを進めました。壁の仕上げには、さまざまな技術を用いて、壁に微妙な雰囲気を演出しました。

このプロジェクトの最大の課題は、6ヶ月という期間で高品質な仕上がりを実現することでした。しかし、その結果、この「Casa Udo」は2023年のA'インテリアスペース、リテール&エキシビジョンデザイン賞でブロンズを受賞しました。この賞は、芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを取り入れ、強力な技術力と創造力を持ち、生活の質の向上に貢献し、世界をより良い場所にする優れたデザインに授与されます。

「Casa Udo」は、その名が示す通り、訪れる人々に平和な雰囲気を提供します。それは色彩の統一感とデザインの要素が創り出す、穏やかな空間です。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Rosadela Serulle
画像クレジット: Image #1: Photographer, Pedro Livio Cedeño, Casa Udo, 2022. Image #2: Photographer, Pedro Livio Cedeño, Casa Udo, 2022. Image #3: Photographer, Pedro Livio Cedeño, Casa Udo, 2022. Image #4: Photographer, Pedro Livio Cedeño, Casa Udo, 2022. Image #5: Photographer, Pedro Livio Cedeño, Casa Udo, 2022.
プロジェクトチームのメンバー: Non applicable
プロジェクト名: Casa Udo
プロジェクトのクライアント: Rosadela Serulle


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Casa Udo IMG #5
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