月への一歩:ムーンショットカフェ

日本の伝統とイノベーションが交差する展示ブース

2023年のCES、世界最大級のテクノロジーコンベンションで、デザイナー吉田剛氏が提案した日本パビリオンの展示ブース「ムーンショットカフェ」。伝統的な禅の概念を現代のデザインに落とし込み、一般的な展示ブースとは一線を画すこの空間は、会場の注目を集めました。

ムーンショットカフェは、その名の通りカフェを模した展示ブース。通常の展示ブースとは異なり、参加者がリラックスして会話を楽しむことができる空間として設計されています。その独自性が評価され、2023年のA'インテリアスペース、リテール&エキシビションデザイン賞でシルバーを受賞しました。

このデザインの特徴は、透明性と広々とした空間を重視している点です。会場の天井が低いため、視界を遮る壁を極力減らし、展示テーブルの高さも低く保つことで、一方から他方までの見通しを確保しています。また、テクノロジーを象徴する冷たい白色の照明ではなく、暖かみのある白色の照明を使用することで、カフェのような居心地の良い雰囲気を作り出しています。

さらに、エコフレンドリーな姿勢を示すために、多くの緑を取り入れています。これにより、展示会からの廃棄物を減らすとともに、心地よい雰囲気を醸し出しています。カフェカウンターの装飾アートは、現代的で最新の日本を表現するために慎重に選ばれました。

このプロジェクトは、2022年8月にサンフランシスコで始まり、2023年1月にラスベガスで完成。CES 2023で展示されました。設計の過程では、他のコンベンションに参加するなどのフィールドワークと文献レビューが行われ、その結果がデザイン、制作、実現に反映されました。

最大の課題は、会場の天井の高さが非常に低いことでした。しかし、吉田氏はこの制約を逆手に取り、透明性と広々とした空間を重視することで、参加者を引きつける工夫を施しました。その結果、この空間は会場で注目を集めることができました。

ムーンショットカフェは、日本の伝統とイノベーションが交差する場所。その名の通り、この空間から大きな飛躍が生まれることを願っています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Takeshi Yoshida
画像クレジット: Takeshi Yoshida
プロジェクトチームのメンバー: Takeshi Yoshida
プロジェクト名: Moonshot Cafe
プロジェクトのクライアント: Takeshi Yoshida


Moonshot Cafe IMG #2
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Moonshot Cafe IMG #4
Moonshot Cafe IMG #5
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