ハンガリーの伝統を纏う、ハングエストホテルの新ブランドデザイン

エステル・ラキとレカ・イムレによる洗練されたアイデンティティ

ハングエストホテルの新たなブランドデザインは、品質と一貫性へのコミットメントを伝えるために生み出されました。ロゴの再設計からホテルのサイン、印刷物に至るまで、ビジュアルの全てが見直されたのです。スパやウェルネスセンターとの連携が多いハングエストでは、水との関連性を表現することが重要視され、水滴を模した大文字の「H」をロゴに、そしてブランドカラーには青が選ばれました。

品質と趣向へのこだわりを表現するため、ビジネスカードやドアハンガーにはレタープレス印刷、メニューカバーにはエンボス加工された革、サインには彫刻された木材が用いられるなど、高品質な印刷技術が活用されました。これらの自然素材とテクスチャーは、ブランドの歴史、伝統、自然との繋がりをさらに強調しています。

2020年にハンガリーで始まったこのプロジェクトは、2023年に完成を迎えました。エステル・ラキとレカ・イムレの両名は、このプロジェクトにおいて、ハングエストホテルの新しい顔となるデザインを創出するために協力しました。

写真はアンドラーシュ・ゾルタイとゾルターン・ガーリによるもので、彼らの視点から見たハングエストホテルの新しいブランドイメージが捉えられています。このデザインは、2024年にA'グラフィックス、イラストレーション、ビジュアルコミュニケーションデザインアワードでブロンズを受賞しました。ブロンズA'デザインアワードは、経験と創造力を証明する卓越したデザインに授与され、芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを組み込んだ作品であり、技術的および創造的なスキルが高く評価され、生活の質の向上に寄与し、より良い世界を創造することを目指しています。