メイデイ5525ライブツアー:球体LEDが描く記憶の旅

音楽とテクノロジーが融合する没入型コンサート体験

台湾発、メイデイの25周年を祝う「5525ライブツアー」は、革新的な球体LEDステージとAIアニメーション技術を駆使し、観客を音楽と記憶のタイムマシンへと誘う。B'in Liveによるこのデザインは、アート、テクノロジー、感動が一体となった新たなコンサート体験を生み出している。

メイデイの「5525ライブツアー」は、25年にわたるバンドの歴史とファンの記憶を結びつける壮大なステージデザインで注目を集めている。従来の2Dスクリーンを超え、直径12メートルの巨大球体と5つの5メートル球体LEDがステージ中央に配置され、観客を包み込むような三次元空間を創出。これらの球体は、地球や月、バルーン、さらには魂や脳波、記憶といった抽象的なイメージを自在に映し出し、音楽とビジュアルが一体となった没入感を実現している。

このステージは、AIアニメーション技術を活用し、現実とバーチャルが融合した映像表現を展開。例えば「孫悟空」では冒険心を、「戦歌」では多様な社会的テーマを、「どこでもドア」では家族や友情、未来への希望を映像とともに表現。演出の随所に隠されたイースターエッグが、バンドの歩みとファンの記憶をつなぎ、ライブ後も話題が尽きない仕掛けとなっている。

技術面では、全長90メートルのステージに、10トンの巨大球体と3トンの中型球体を13,000枚以上の特注LEDパネルで構築。ステージベースやコンソールエリアにもLEDが組み込まれ、観客の持つリユース型ライトスティックはアプリやNFCで座席と連動し、照明演出が会場全体に拡張される。これにより、観客一人ひとりが演出の一部となるインタラクティブな体験が生まれている。

このプロジェクトは、巨大球体の製造や映像の視認性確保、照明・音響機器による視界遮断の回避など、数々の技術的課題を克服して実現。安全性とデザイン性の両立を図りながら、音楽・映像・照明・レーザーを統合したストーリーテリングを展開している。感情を押し付けるのではなく、自然な共感と記憶の共有を促す演出が、観客の心に深い印象を残している。

「5525ライブツアー」は、2023年12月31日に台中で開幕し、現在も世界各地を巡回中。音楽の力で過去と現在、アーティストとファン、現実と仮想をつなぐこのコンサートは、パフォーミングアーツとテクノロジーの新たな可能性を示すものとして、2025年A'デザイン賞ゴールドを受賞。今後のライブエンターテインメントの指標となるだろう。

メイデイとB'in Liveが生み出したこの革新的な舞台は、音楽とテクノロジーの融合がもたらす感動体験を世界に発信し続けている。次世代のコンサート体験を体感したい人々にとって、見逃せない一夜となるはずだ。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: B'IN LIVE CO., LTD.
画像クレジット: B'in Music International Limited
プロジェクトチームのメンバー: Concert Director: Yu-Hsuan Wu Concert Associate Director: Sih-Jie Chen Production Manager: Ming-Wen Tan Visual Director: Yen-Chih Chen Visual Design: Yen-Chih Chen / Kuan-Wen Chen / Che-Teck Lim / Ya-Chi Yu / Yan-Tung Tsai / Yu Wang Stage Design: Hsing-Hsin Lee / Chin-Hsiang Hsieh Lighting Design: Hsiang-Lin Wu / Ssu-Chi Chen / Jian-Feng Sun Laser Design: Chen-Chieh Hsia / Shao-Wei Lin Live Sound Design: Chih-Yang Chuang / Shih-Chieh Huang / Leung-King Au / Yen-Kai Chuang
プロジェクト名: Mayday 5525 Live Tour
プロジェクトのクライアント: B'in Live


Mayday 5525 Live Tour IMG #2
Mayday 5525 Live Tour IMG #3
Mayday 5525 Live Tour IMG #4
Mayday 5525 Live Tour IMG #5
Mayday 5525 Live Tour IMG #5

デザイン雑誌でさらに詳しく読む