Mayday「Fly to 2022」革新のライブ体験が描く希望の軌跡

パンデミックを越えて生まれた音楽と映像の新たな共鳴

世界的なコロナ禍による制約の中、B'in Liveが手がけたMaydayの「Fly to 2022」ツアーは、音楽とテクノロジー、そして人間の絆を融合させた画期的なコンサートとして注目を集めた。社会の変化とともに進化したこのライブは、観客に勇気と希望を届ける新しいエンターテインメントの形を提示している。

2020年、世界中でイベントが中止となる中、Maydayは台湾初の無観客オンラインコンサート「Mayday Live in the Sky」を台北スタジアムで開催し、4,000万回以上の視聴を記録した。この成功を受け、パンデミックが落ち着き始めた2022年には「Fly to 2022」ツアーとしてリアルなライブへと進化。音楽と映像を駆使し、社会の現状や人々の思いをリアルに描き出すことで、観客との新たなつながりを生み出した。

このコンサートの最大の特徴は、132メートルの巨大LEDスクリーンと140メートルのランウェイステージを活用した圧倒的なスケール感にある。映像演出ではパラレルワールドの手法やスプリットスクリーンを用い、異なる世界に生きる人々の見えないつながりを象徴的に表現。物理的な距離があっても、心が通い合えば人と人との絆は失われないというメッセージが込められている。

プログラムは、社会の混乱や日常の葛藤をテーマにした6曲の名曲と現地ロケ映像を組み合わせ、観客に共感と感動を与える構成となっている。特に「Braveness+Breakthrough Day」では、困難に立ち向かう人々の姿が映し出され、多くの観客が涙を流したという。舞台美術や照明、レーザー、音響など、各分野の専門家が結集し、細部までこだわり抜かれた演出が、ライブ体験をより深いものにしている。

このプロジェクトは、パンデミック下でのイベント開催という大きな課題を乗り越えた点でも高く評価されている。状況の変化に柔軟に対応しながら、オンラインからリアルへと段階的に移行。観客の笑顔や涙が、チームの努力と創造性の結晶であることを証明している。

「Fly to 2022」は、音楽の持つ癒しと結束の力を再認識させるとともに、ポストコロナ時代のライブエンターテインメントの新たな可能性を切り拓いた。人と人、そして社会と環境の関係を見つめ直すきっかけとなり、今後のコンサートデザインに大きな影響を与えるだろう。

この革新的な試みは、2025年にA' Entertainment, Content Creation and Streaming Media Design Awardのシルバー賞を受賞。技術と芸術性の融合による高い完成度と、観客にポジティブな感動をもたらす力が国際的にも認められている。音楽とデザインが生み出す希望のメッセージは、これからも多くの人々の心に響き続けるに違いない。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: B'IN LIVE CO., LTD.
画像クレジット: B'IN MUSIC INTERNATIONAL LIMITED
プロジェクトチームのメンバー: Concert Director:YuHsuan Wu Concert Associate Director:SihJie Chen Production Manager:TungHan Yu Visual Director:YenChih Chen / YuHsiang Cheng / KuanWen Chen Visual Design:YenChih Chen / YuHsiang Cheng / HuanSheng Chiu Stage Design:YiJou Lin Lighting Design:HsiangLin Wu / SsuChi Chen Laser Design:ChenChieh Hsia / YuTe Hsu Live Sound Design:ChihYang Chuang / ShihChieh Huang / LeungKing Au / YenKai Chuang
プロジェクト名: Mayday Fly to 2022
プロジェクトのクライアント: B'IN LIVE


Mayday Fly to 2022 IMG #2
Mayday Fly to 2022 IMG #3
Mayday Fly to 2022 IMG #4
Mayday Fly to 2022 IMG #5
Mayday Fly to 2022 IMG #5

デザイン雑誌でさらに詳しく読む