このレストランのデザインは、インドのタージ・マハルから着想を得た曲線的な天井や、深みのあるブルーの色調、繊細なアーチ、装飾的な格子細工が特徴です。中東や南アジアの伝統的なタンデュールハウスを彷彿とさせる要素が随所に散りばめられ、訪れる人々を異国情緒あふれる空間へと誘います。
ブルータンドールの最大の魅力は、現代建築と伝統的なインスピレーションの見事な融合にあります。タージ・マハルのドームを思わせる曲線天井が空間に荘厳さをもたらし、手織りのランプや天然木の温もりが心地よい雰囲気を演出。幾何学的なアーチやテクスチャーのある壁面が文化的な洗練を加え、独自の照明計画と構造美が記憶に残るダイニング体験を創出しています。
設計にはCADソフトウェアを活用し、複雑なアーチや構造要素の精密な計画を実現。高品質なハードウッドや編み込みのウィッカー、真鍮のアクセントなど、耐久性と美しさを兼ね備えた素材選びがなされています。伝統的な照明技法と自然光の活用により、温かみのある居心地の良い空間が生み出されました。
約325平方メートルの広さを持つこのレストランは、文化的な伝統と現代的な快適さを両立。アーチやブルーの色彩、自然素材の照明が調和し、訪れる人々に温もりとつながりを感じさせる独自の雰囲気を提供します。設計プロセスでは、クライアントとの反復的なレビューや現地での素材調達、サステナブルなアプローチが重視されました。
ブルータンドールは、2023年4月から同年末にかけてマレーシア・コタキナバルで完成。文化的要素と現代性のバランスを追求したリサーチと、CAD技術による精密な設計が、伝統と革新の架け橋となっています。2025年にはA' Design Awardのインテリアスペース部門でアイアン賞を受賞し、実用性と革新性が高く評価されました。
伝統と現代が響き合うブルータンドールは、文化的な没入感と洗練された快適さを兼ね備えた空間として、グローバルな顧客に新しいダイニング体験を提供しています。今後も、文化とデザインの融合によるイノベーションが、ライフスタイルの新たな価値を生み出すことが期待されます。
プロジェクトデザイナー: Jackson Y. K. Chia
画像クレジット: Photographer Vincent Lai Yung Hung
プロジェクトチームのメンバー: Mr. Jackson Y.K. Chia
プロジェクト名: Blue Tandoor
プロジェクトのクライアント: DESIGN GALLERY SDN BHD