自然美とラグジュアリーが融合するDiorseジュエリー店舗

有機的な素材と色彩で生まれる親しみやすい空間体験

サルバ・アベドによる「Diorse Jewelry」は、自然の美しさからインスピレーションを受けたジュエリーストアです。クリーム色の大理石や天然木、春の花や柑橘の香りを想起させる色彩が、ラグジュアリーでありながらも親しみやすい空間を生み出しています。

「Diorse Jewelry」は、自然の要素を巧みに取り入れたデザインが特徴です。店内には天然のクリームマーブルや温かみのある木材がふんだんに使われ、春の花やオレンジの香り、岩や木々のイメージが随所に散りばめられています。ダイヤモンドが石の中から生まれるように、空間も自然の素材から形作られ、訪れる人々に有機的な美しさを体感させます。

この店舗のユニークな点は、贅沢さと親しみやすさの絶妙なバランスにあります。ナチュラルな素材を用いることで、ジュエリーストアでありながらも家庭的で落ち着いた雰囲気を実現。特に木製タイルの床は、空間全体に温もりを与え、来店者を穏やかな時間へと誘います。ピンクやオレンジのアクセントカラーが加わることで、明るくフレンドリーな印象もプラスされています。

技術面では、堅牢なメタル構造のストーンテーブルや、リモート操作可能な電動シェード、スマート照明など、最新のテクノロジーが採用されています。これにより、空間の雰囲気を自在に調整できるだけでなく、隠し扉によるパントリーの分離など、機能性と美観の両立が図られています。

制作過程では、熟練の職人や専門家が各パーツを丁寧に仕上げ、色彩の精度や形状の最適化に細心の注意が払われました。特にレース生地をガラスと鉄フレームで挟み込む工程は、高度な技術を要するチャレンジでしたが、結果として高品質かつ一貫性のある空間が完成しています。

このプロジェクトは2023年12月にテヘランで始動し、2024年4月に完成。Vings StudioとShervin Bashariがビジュアル制作を担当し、2025年にはA'デザインアワードのブロンズ賞を受賞しました。審査員からは、芸術性と技術力、そして生活の質の向上に寄与する点が高く評価されています。

「Diorse Jewelry」は、自然とラグジュアリーが調和した新しいリテールデザインの可能性を示しています。今後もこうした空間が、日常に美しさと心地よさをもたらす存在として注目されるでしょう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Salva abed kahnamouei
画像クレジット: Vings Studio, Shervin Bashari
プロジェクトチームのメンバー: Salva abed kahnamouei
プロジェクト名: Diorse
プロジェクトのクライアント: Diorse


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