韓国レストランの温もりを纏う現代住宅「Greatest Luck」

家族の学びと交流を両立する新しい住まいのかたち

台中に誕生した「Greatest Luck」は、家族の絆とゲストへのおもてなしを両立させるため、韓国のレストラン文化から着想を得た独創的な住宅デザインです。家族の生活と子どもの学び、そして訪れる人々との交流が自然に調和する空間が実現されています。

「Greatest Luck」は、Chien Sen Wangによるデザインで、5階建て・390平方メートルの広さを誇る住宅です。オーナー夫妻と2人の子どもが暮らし、家族の生活の質や子どもの学習環境を重視しつつ、親しい人々を温かく迎えることを大切にしています。韓国での生活経験を持つオーナーは、韓国レストランやパブのカジュアルな雰囲気を住まいに取り入れることを希望しました。

最大の特徴は、地下空間をガレージと一体化し、ゲストハウスとして活用している点です。ここには韓国レストランのような雰囲気が漂い、来客が子どもたちの学習や生活を妨げることなく、気軽に集える工夫がなされています。エレクトリック麻雀卓やKTVクラブ、ワインセラー、スマート照明など、多彩なエンターテインメント設備も備え、家族や友人が思い思いに楽しめる空間となっています。

1階はオープンなパブリックスペースで、キッチンを中心に白い天井とカラフルな壁、マーブルタイルが調和。シンプルなラインと柔らかなインテリア、豊かな採光、そして窓からの眺望が、温かく迎え入れる雰囲気を演出します。キッチンにはドイツ製の高機能な調理器具を採用し、収納力と使い勝手を大幅に向上。料理好きなオーナーのこだわりが随所に反映されています。

2階・3階には、現代的な美意識を反映した寝室が並びます。主寝室は黒・白・グレーを基調に、壁面には異なる質感の塗装を施し、繊細なレイヤー感と直線的なプロポーションが際立ちます。子ども部屋は個性に合わせたデザインで、機能性と快適さを両立。全体を通して、現代的なライフスタイルと家族の成長を支える空間構成が特徴です。

設計段階では、地下の細長く低い空間(高さ220cm)をいかに快適なエンターテインメントスペースへと変貌させるかが大きな課題でした。ミラー天井や暖炉の設置により、圧迫感を軽減し、温かみのある雰囲気を実現。空間の用途を柔軟に分けることで、利便性と多様性を高めています。

「Greatest Luck」は、2025年のA'デザインアワード(インテリアスペース部門)でIron賞を受賞。実用性とイノベーションを両立し、家族の幸せな時間とゲストとの交流を支える住まいとして高く評価されています。

現代のライフスタイルに寄り添いながら、家族の成長と多様な交流を可能にする住宅デザインの新たな可能性を示しています。今後も、こうした人と人をつなぐ空間づくりが注目されるでしょう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: chien sen Wang
画像クレジット: chien sen Wang
プロジェクトチームのメンバー: chien sen Wang
プロジェクト名: Greatest Luck
プロジェクトのクライアント: TL Interior Design


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