WK Interiorsが手掛けた「Amaze」は、予約制のファインダイニングとして、徹底したプライバシーと非日常感を追求した設計が特徴です。エントランスからメインダイニングへと続く二段階のアプローチは、ゲストの期待感を高める演出。曲線を描くアプローチと段差のある階段が、まるで美術館のような儀式性を空間にもたらします。
店内のハイライトは、オーナーが愛する画家ポール・チャンの「Pisilian」を中心に据えたロングブース。プロフェッショナルな照明設計により、絵画の色彩と奥行きが最大限に引き立てられています。天井と壁の間に設けられた“額縁”のようなデザインが、アートと料理の両方を際立たせ、食事そのものを芸術作品へと昇華させています。
使用されている素材にもこだわりが光ります。ダークウッドの重厚感と、オーナーが選んだグリーンの蛇紋石テーブルトップ、赤いガラスビーズ模様の壁紙が絶妙なコントラストを生み出し、アールデコの華やかさと現代的な洗練を両立。カスタムメイドのガラス照明や、曲線を活かした天井デザインが、空間に緊張感と優雅さをもたらしています。
241.6平方メートルの空間は、エントランス、ロングブース、ラウンドブース、キッチンの4つのゾーンに再構成。各ブースには専用のレストルームを設け、プライバシーと快適性を徹底。可動式パーティションによる柔軟なレイアウトや、サービス動線の最適化など、機能性と美しさが高度に融合しています。
外観にはスペイン産の「アイアンモス」石材を採用し、銅灰色の光沢と繊細なランドスケープが、控えめながらも高級感を演出。従来の正面玄関をあえて外し、側面からのアプローチと段差のある石畳が、ゲストに“驚き”と“期待”を与えます。ブランドコンセプトである「Amazingな体験」を、建築とインテリアの両面から体現しています。
「Amaze」は、2025年A' Design Awardインテリアスペース部門でブロンズ賞を受賞。芸術性と技術力、そしてライフスタイルの質を高める創造的な空間設計が高く評価されました。アートと美食が織りなすこのレストランは、訪れる人々に“Wow! Amazing!”という感動を約束します。
プロジェクトデザイナー: WKinteriors
画像クレジット: WKinteriors
プロジェクトチームのメンバー: Kai-Lin Wu, Szu-Chia Chen, Keng-Yi Chen
プロジェクト名: Amaze
プロジェクトのクライアント: WK Interiors