ハッピーオリーブツリー:色彩で魅せる有機食品の新ブランド

多文化社会に響く、遊び心あふれるモジュール型アイデンティティ

オーストラリア発のオーガニックブランド「ハッピーオリーブツリー」が、Dotbirthと共に斬新なブランドアイデンティティ「ハッピーサラダ」を開発。自然の豊かさと多様性を色彩と形で表現し、健康的な食生活に新たな楽しさをもたらしている。

オーガニック食品市場は年々拡大していますが、そのパッケージデザインは往々にして控えめで地味な印象が強いのが現状です。Dotbirthのデザインチームは、この課題に着目し、自然の豊かな色彩や食材の多様性からインスピレーションを得て、ブランドの新たなビジュアル言語を構築しました。ハッピーオリーブツリーのリブランディングは、健康志向だけでなく、見た目にも楽しい食体験を提案するものです。

「ハッピーサラダ」と名付けられたモジュール型のブランド要素システムは、サラダ作りのように色や形を自由に組み合わせることができ、パッケージや広告、デジタルメディアなど多様な媒体で一貫性と新鮮さを両立します。これにより、ブランドは市場の他製品との差別化に成功し、消費者にポジティブな印象を与えています。

オーストラリアでは人口の半数が海外ルーツを持ち、食文化も多様です。Dotbirthは、現地のスーパーマーケットやバザールを訪れ、色彩や香りが購買行動に与える影響をリサーチ。ファーム・トゥ・テーブルの流れを取り入れ、オーガニック食材の「生」の魅力をビジュアルに落とし込みました。こうした調査と観察に基づき、文化的多様性を尊重しつつ、誰もが親しみやすいデザインを実現しています。

ブランド戦略からロゴ、パッケージデザインまで一貫して開発されたこのアイデンティティは、テキストのコンテナやイメージのフレーム、装飾要素としても自在に展開可能。デザイナーの創造力次第で無限のバリエーションを生み出し、ブランドの成長と進化に柔軟に対応します。2025年にはA'デザインアワードのグラフィック部門でIron賞を受賞し、実用性と革新性が高く評価されました。

ハッピーオリーブツリーの新しいビジュアルアイデンティティは、オーガニック食品の本来の鮮やかさと楽しさを消費者に伝え、健康的なライフスタイルをより身近で魅力的なものへと導いています。今後も多文化社会におけるブランドの在り方や、食の楽しみ方に新しい風を吹き込む存在として注目が集まっています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Jaman Mehedi Adnan
画像クレジット: Jaman Mehedi Adnan
プロジェクトチームのメンバー: Managing Director: Gousul Alam Shaon Chief Creative Officer: Jaiyyanul Huq Executive Creative Director: K. M. Mehedi Hasan Ansari Account Director: Iftekhar Ahmed Jeet Associate Creative Director: Jaman Mehedi Adnan, Giash Shaheen Creative Controller: Mahbub E Nowaz, Shah Alam Alo Motion Designer: Rafiur Rashid, Al Mamun Visualizer: Nafees Akhtar Mithun, Sazzad Hosen
プロジェクト名: Happy Olive Tree
プロジェクトのクライアント: DotBirth


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Happy Olive Tree IMG #5
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