イコーは、従来の固定ルート型シャトルとは異なり、AIによる高度なアルゴリズムを活用して、目的地が近い利用者同士を効率的にマッチングします。これにより、車両の稼働率を最大化し、コストを抑えつつ広範囲なカバレッジを実現。特に「ファースト&ラストマイル」問題を解決し、夜間の移動も安心して利用できるよう、セキュリティ機能も強化されています。
アプリはiOSとAndroidの両方に対応し、GPSによるリアルタイムナビゲーションやクラウド連携の安全システムを搭載。音声操作による緊急アラートやワンクリックでの警察通報、乗車情報のシェア機能など、夜間や緊急時の安全性向上に寄与しています。また、移動ルート上での求人情報も自動で提案され、通勤中に新たな雇用機会を発見できる点も特徴です。
ユーザーインターフェースはグリーンを基調に、ブラックとホワイトのアクセントで持続可能性とプロフェッショナリズムを表現。モジュール型レイアウトと直感的な操作性により、予約やルート検索、安全アラートなどの主要機能に簡単にアクセス可能です。スマートなアイコンやルート可視化マップも搭載し、デジタルリテラシーが高くない層でも使いやすい設計となっています。
イコーの開発は2023年1月から4月にかけて行われ、ロサンゼルスの低所得コミュニティを対象とした50件のアンケートと10件のインタビュー調査を実施。長時間通勤や高コスト、安全面の課題が明らかになり、これらの課題解決を目指してリアルタイム追跡や求人連携などの機能が導入されました。技術的なハードルや法規制への対応、デジタル格差への配慮も重視され、シンプルなUIとスムーズな導入プロセスが設計されています。
イコーは、都市の移動格差を埋めるだけでなく、雇用機会の拡大や社会的包摂にも貢献するアプリとして高く評価され、2025年のA’デザインアワード(モバイルテクノロジー部門)でアイアン賞を受賞しました。今後も、より多くの都市やコミュニティで、誰もが平等に移動できる社会の実現を目指して進化し続けるでしょう。
プロジェクトデザイナー: Zilian(Joy) Li
画像クレジット: Ambiwishes Technology
プロジェクトチームのメンバー: Zilian Li
プロジェクト名: Igo
プロジェクトのクライアント: Ambiwishes Technology