128 Bpmのデザインは、ブルースという音楽ジャンルの深いルーツに根ざしています。ギターソロと最小限の歌詞で構成されるSnowy Whiteの「How was it for you」などの楽曲が、パッケージの創造に大きな影響を与えました。プロジェクトのために特別に制作された「Gin Blues」という128 Bpmのオリジナルトラックが、ブランドのコンセプトをより一層際立たせています。
このジンパッケージの最大の特徴は、“128 Bpm”というテンポに込められた意味です。ヒップホップが60〜90 Bpm、エレクトロニックが120〜140 Bpmであるのに対し、128 Bpmは“幸せな心臓の鼓動”と一致する“魔法の数字”とされています。音楽と心拍が調和することで、理想的なミックスと高揚感が生まれるという発想が、デザインの核となっています。
パッケージは、ファッソン・コットンホワイト紙にデジタル印刷と箔押し、エンボス・デボス加工など最新技術を駆使して制作されました。ラベルには6色の特別インクやゴールド箔が用いられ、マットな質感とベルベットのような手触りが特徴です。耐湿性や防カビ処理も施され、機能性と美しさを両立しています。
デザインモチーフには、ブルースの進化と音楽の旅路を象徴する“翼”と“鳥”が描かれています。鳥たちは、ジンの本質であるボタニカルを集める存在としても表現され、創造性と自由の象徴となっています。また、ギターのイラストは、ブルースやジャズの名手たちに愛されるD’Angelico Deluxeモデルにインスパイアされています。
128 Bpmは、2024年9月にチリで発表され、Print Santiago 2024でのローンチが予定されています。ブルースの歴史的背景やギター文化のリサーチをもとに、音楽と味覚、そしてデザインが一体となった新しいライフスタイル体験を提案しています。
音楽のリズムと味わいのハーモニーを体現した128 Bpmは、アートとテクノロジーの融合によって生まれた革新的なパッケージデザインです。ブルースの魂と“幸せな心拍”が響き合うこのジンは、日常に新たな感動とインスピレーションをもたらす存在として注目されています。
プロジェクトデザイナー: Ximena Ureta
画像クレジット: Generalist: Alvaro Garrido.
Illustration: Benjamin Dieguez
Photography and video: Juan Pablo Dominguez
Music: Sebastián Prado.
プロジェクトチームのメンバー: Art Direction and Design: Ximena Ureta
プロジェクト名: 128 Bpm
プロジェクトのクライアント: Contraseña Magazine