三只松鼠のデザイナー呉曜(Wu Yao)率いるチームが手がけた「山海珍宝」ナッツギフトボックスは、ヴィンテージスーツケースを思わせる外観が特徴です。持ち運びやすさと高級感を両立させるため、合成皮革のラッピングや金属製のコーナーパーツ、レザーのハンドルが採用されています。ギフトボックスの開閉はサイドの金属ロックで簡単に行え、開けた瞬間に整然と並ぶ8種類のナッツが目に飛び込んできます。
このギフトボックスには、世界8カ国・地域から厳選されたナッツが詰められ、それぞれの缶にはブランドのIPキャラクター「三只松鼠」と産地を象徴するイラストが描かれています。伝統的な中国の山水画法や隷書体の書がデザインに取り入れられ、赤・青・金の配色が視覚的なインパクトを与えています。側面のパターンは簡素化され、全体の上品さを際立たせています。
製造技術にもこだわりが見られます。ギフトボックス本体は高品質な厚紙を使用し、耐久性と軽量化を両立。外箱のイラストや文字はホットスタンピングで立体的に仕上げられ、缶は銀色の光沢メタルにフロスト加工が施されています。これにより、触感と視覚の両面で高級感を演出しています。
「山海珍宝」プロジェクトは、2023年11月から2024年1月にかけて北京で開発され、2024年7月に生産、9月に正式販売される予定です。デザインリサーチでは、都市景観や各地の風土をブランドIPと融合させ、消費者が食を通じて世界各地の文化を体験できるストーリー性を重視。高級志向の消費者層に向けて、品質と体験価値の両立を追求しています。
このデザインは、ブランドの高級ギフトボックス分野に新たな選択肢をもたらしました。ブランドロゴの色数を抑え、全体の統一感を高めるなど、細部まで配慮が行き届いています。2025年にはA'パッケージデザイン賞のシルバーを受賞し、技術力と芸術性の高さが国際的にも評価されています。
「山海珍宝」ギフトボックスは、贈る人と受け取る人の双方に驚きと感動をもたらすデザインとして、今後のパッケージデザインの新たな基準となるでしょう。贈答文化の進化を象徴するこのプロダクトは、上質な体験と美しい物語を届け続けます。
プロジェクトデザイナー: Wu yao
画像クレジット: Wu yao
プロジェクトチームのメンバー: Design Director: Wu Yao
Illustrator: Zhang Yuchen
Illustrator: Xie Boxing
Graphic Designer: Zheng Ziyang
Graphic Designer: Tan Zhen
Graphic Designer: Tang Wenhu
3D Designer: Liao Hao
Font Designer: Liu Xin
プロジェクト名: Mountain Sea Rare Treasure
プロジェクトのクライアント: Beijing Wuyao Cultural and Creative Co. Ltd.