次世代コンパクト釣りシステム「Wormy」が切り拓くアウトドア体験

多機能性と耐久性を兼ね備えた革新的な釣り道具の誕生

アウトドア愛好家や都市生活者の間で、コンパクトかつ高機能な釣り道具への需要が高まる中、Szabolcs Nemethによる「Wormy」は、従来の釣り竿の常識を覆すモジュラー設計と耐久性を実現。持ち運びやすさと多様な釣りスタイルへの対応力が、現代のライフスタイルに新たな選択肢を提供している。

「Wormy」は、釣り竿の破損や持ち運びの不便さという長年の課題に着目し、Szabolcs Nemethによって開発された。アルミニウム製のCNC加工リールシートを中心に、トリガーの着脱やグリップ・スプリングポールの交換が可能なモジュラー構造が特徴だ。これにより、ユーザーは釣り場や釣法に応じて最適な組み合わせを選択できる。

本製品は、ステンレス製スプリングロッドや耐塩アルミニウム、ハードウッドなど、耐久性とリサイクル性に優れた素材を採用している。特に「Classic Range」では、数十年にわたり使用できる堅牢性を追求。一方、「Black Range ONE」では、コルク複合グリップやカーボン複合リールシートなどを用い、量産とコストダウンを実現。これにより、より幅広い層への普及が期待されている。

「Wormy」の最大の革新は、上下いずれの位置にもリールを装着できる着脱式リールシートにある。これにより、キャスティングやスピニングなど多様な釣法に対応し、岸釣りやボート、カヤック、SUP、氷上、さらにはシュノーケルフィッシングまで、あらゆるシーンで活躍する。特許取得済みのこのシステムは、世界主要市場で保護されており、2037年まで独自性が保証されている。

操作性も従来の釣り竿とほぼ同様だが、スプリングポールがラインガイドの役割を兼ね、短い本体によって多角的なキャストが可能。スプリングの反発力でルアーを発射する独特の仕組みが、携帯性と機能性を両立させている。さらに、素材にはリサイクル可能なコルクやアルミ、ステンレス、テキスタイル廃材由来のポリアミド6など、環境負荷低減にも配慮されている。

「Wormy」は、2015年にハンガリー・ポマーシュでプロジェクトが開始され、約9年に及ぶ研究と特許取得の過程を経て、2025年にはA' Design Awardのゴールド賞を受賞。アウトドアギアの新たなスタンダードとして、アート・デザイン・テクノロジーの融合を体現している。

今後も「Wormy」のような革新的なプロダクトが、アウトドアライフスタイルの可能性を広げていくことが期待される。持続可能性と多機能性を兼ね備えた道具選びが、現代のアクティブな生活に新たな価値をもたらすだろう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Szabolcs Nemeth
画像クレジット: Image #1: Photographer Milica Mrvic, 2018. Image #2: Photographer Milica Mrvic, 2018. Image #3: Photographer Milica Mrvic, 2018. Image #4: Photographer Milica Mrvic, 2018. Image #5: Photographer Milica Mrvic, 2018. Video Credits: Attila Csoboth, 2017. Video Credits: Szabolcs Nemeth, 2024.
プロジェクトチームのメンバー: Szabolcs Nemeth
プロジェクト名: Wormy
プロジェクトのクライアント: Wormy Global Ltd.


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