三角形美学とラグジュアリーが融合するバーラウンジ

ピラミッド形状とローズゴールドが生み出す新たな空間体験

クアラルンプールの中心に誕生した「Mesa On 51」は、幾何学的な三角形モチーフと上質な素材使いによって、現代的なラグジュアリーと独自の個性を両立したバーラウンジである。デザイナーのVincent Yee氏は、ピラミッドの象徴性から着想を得て、強さとエレガンスを空間全体に表現している。

「Mesa On 51」は、象徴的な三角形のフォルムを建築構造やインテリアの細部にまで取り入れることで、空間全体に調和とモダンな印象を与えている。ピラミッド型の幾何学的要素は、強さやバランス、現代性を象徴し、訪れる人々に忘れがたい印象を残す。ローズゴールドのアクセントは、温かみと洗練をもたらし、空間に華やかさを加えている。

素材の選定にもこだわりが見られる。ローズゴールドの金属コーティングは、耐久性と高級感を両立し、ブラックベルベットの家具と組み合わせることで、深みとコントラストを演出。これにより、空間は視覚的なインパクトとともに、触感でも上質さを感じさせる。

照明デザインもこのラウンジの特徴のひとつである。パープルのスポットライトやレーザーエフェクトが、夜の空間に個性と躍動感を与え、訪れる人々の体験をより豊かにしている。中央に配置されたバーカウンターは、ローズゴールドの輝きと鮮やかな照明で視線を集め、ラウンジの中心的存在として機能している。

ゲストはエントランスで三角形のパターンとローズゴールドの装飾に迎えられ、ラグジュアリーな第一印象を受ける。ラウンジ内はプライベートなソファ席とオープンスペースがバランスよく配置され、くつろぎと交流の両方を楽しめる設計となっている。快適なブラックベルベットの家具や洗練された仕上げが、どのエリアにも上質な雰囲気をもたらしている。

このプロジェクトは、限られた期間での高品質な設計・施工や高層ビル特有の構造・安全基準への対応など、数々の課題を乗り越えて完成した。2025年にはA' Design Awardのシルバー賞を受賞し、技術力と芸術性の高さが国際的にも評価されている。

「Mesa On 51」は、三角形の美学とラグジュアリーな素材、先進的な照明演出が融合した、現代の都市型バーラウンジの新たなスタンダードを提示している。デザインの力で空間体験を革新するこの試みは、今後のインテリアデザインに新たなインスピレーションを与え続けるだろう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: VINCENT YEE
画像クレジット: Photographer (Mark Edition Sdn Bhd) / Photo
プロジェクトチームのメンバー: VINCENT YEE
プロジェクト名: Mesa On 51
プロジェクトのクライアント: Marini Group


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