革新と美を融合した次世代ラグジュアリースポーツウォッチ

Flux Quadrasが示す時計デザインの新たな価値基準

Flux Quadrasは、従来のラグジュアリーウォッチの枠を超え、独自の技術と美意識で新たなスタンダードを打ち立てる存在として注目を集めている。Albert LaiとJayson De Castroによるこのプロジェクトは、時計愛好家と専門家の視点から生まれ、機能性と革新性、そしてタイムレスなデザインを融合させた逸品だ。

Flux Quadrasは、904Lステンレススチール製のレイヤードケースとシームレスなブレスレットによる“浮遊感”が特徴的で、装着時の快適さとデザインの一体感を実現している。ダイヤルは多層構造で、浮かぶようなインデックスとパターン入りの背景が奥行きと視認性を高めている。これらの要素は、単なる装飾ではなく、時計としての実用性と美しさを両立させるための工夫だ。

最大の革新は、工具不要で調整可能なブレスレットと、特許出願中のNano-Adjustクラスプにある。このクラスプは、ユーザーの手首に合わせて自動的にサイズ調整が可能で、長時間の着用でも快適さを保つ。従来の高級時計では見られなかったこの機能は、日常使いの利便性を飛躍的に高めている。

ムーブメントにはスイス製La Joux Perret G101を採用し、スケルトンブリッジやエアブレードペリフェラルローター、浮遊するインデックスなど、細部にまでこだわりが光る。ケースサイズは40mm、ラグ・トゥ・ラグ41mm、高さ12.5mmとバランスの取れた設計で、ブレスレットは26mmから20mmへとテーパーし、装着感を追求している。耐久性を高める800HVのハードコーティングも施されている。

開発は2024年にアルバとカリフォルニアでスタートし、オンラインでの国際的なコラボレーションを通じて進められた。直接的なプロトタイピングや3Dモデリング、コレクターからのフィードバックを活用したリサーチにより、実用性とデザイン性の両立を実現。特許出願中のNano-Adjustクラスプや工具不要のリンクなど、業界の新基準となる発明が生まれた。

Flux Quadrasは、2025年にA'デザインアワードのシルバー賞を受賞し、その技術力と芸術性が高く評価されている。知的財産権の面でも、複数の特許・商標出願が進行中であり、今後の展開が期待される。

Flux Quadrasは、ラグジュアリーウォッチの新たな価値を提案し、機能美と革新性を求める現代のライフスタイルに寄り添う存在として、今後も時計業界に新風を吹き込むだろう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Albert Lai, Jayson De Castro
画像クレジット: Albert Lai, Jayson De Castro
プロジェクトチームのメンバー: Owner: Albert Lai Designer: Jayson De Castro
プロジェクト名: Flux Quadras
プロジェクトのクライアント: Flux Watches


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