都市の美を照らす「Level」:アールデコに着想を得たペンダントランプ

ガラスと光が描く現代都市のシルエットと温もり

都市の景観や建築がもたらす初めての感動は、日常に溶け込むにつれ忘れられがちです。アレクセイ・ダニリンによる「Level」コレクションは、そんな都市の美しさを再認識させるために生まれました。アールデコ時代のニューヨークを彷彿とさせるデザインと、アンバーガラスの温かな光が、現代の空間に新たな表情をもたらします。

「Level」ペンダントランプは、都市のビジネス街を夕焼けが包むシルエットをモチーフに、複数のガラスパーツと金属フレームで構成されています。三つの異なるフォルムを持つランプが組み合わさることで、20世紀初頭の高層ビル群を思わせる立体的な景観を室内に再現します。アールデコ建築の特徴である縦方向の装飾が施され、都市のダイナミズムと優雅さを同時に表現しています。

このコレクションの最大の特徴は、上下二つのLED光源を使い分ける独自の照明設計にあります。下部の光はテーブルや作業エリアなどの機能的な空間を明るく照らし、上部の光はガラス全体を優しく包み込み、ガラス表面に美しい光のグラデーションと反射を生み出します。アンバーガラスの温もりある色調は、朝焼けや夕焼けの都市を思わせ、空間に心地よい雰囲気をもたらします。

「Level」は、シンプルな形状と控えめな装飾によって、さまざまなインテリアスタイルに調和します。ダイニングルームやバーカウンター、ベッドサイド、階段ホールなど、設置場所を選ばず、複数のランプを組み合わせて独自のコンポジションを楽しむことも可能です。最大3,000mmまで調整可能なワイヤーにより、天井高や空間の用途に合わせた柔軟な演出が実現します。

技術面では、真鍮色のアーム、3000Kの暖色LED、IP20の防塵性能、120度の配光角、1450ルーメンの明るさなど、現代の住宅や商業空間に求められるスペックを備えています。ガラスの選定や光源の配置には、20世紀初頭の都市写真や光の研究が活かされ、デザインと機能性の両立が追求されました。

「Level」コレクションは、2025年にA'デザインアワードのシルバー賞を受賞し、その芸術性と技術力が国際的に高く評価されました。都市の美しさを日常に取り戻すこの照明は、空間に新たな物語と感動をもたらす存在となっています。

都市の記憶や感動を照明で表現したい空間には、「Level」コレクションが最適な選択肢となるでしょう。アレクセイ・ダニリンとそのチームによる革新的なデザインが、現代のライフスタイルに新しい光を灯します。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Alexey Danilin
画像クレジット: Image #1: Maytoni brand photographer Pavel Dunaev, 2024, image #2: Maytoni brand photographer Pavel Dunaev, 2024, image #3: Maytoni brand photographer Pavel Dunaev, 2024, image #4: Maytoni brand photographer Pavel Dunaev, 2024, image #5: Maytoni brand photographer Pavel Dunaev, 2024.
プロジェクトチームのメンバー: Lead designer: Alexey Danilin, Engineer: Nikita Morozov, Product manager: Elena Slivka, Assistant product manager: Anastasia Orlova, Brand Director Natalia Danilova, Brand manager Valeria Putz, Art Director Kristina Bushueva, Photographer Pavel Dunaev.
プロジェクト名: Level
プロジェクトのクライアント: Maytoni


Level IMG #2
Level IMG #3
Level IMG #4
Level IMG #5
Level IMG #5

デザイン雑誌でさらに詳しく読む