試験管から着想を得た革新的グラス「Tube」登場

ボロシリケイトガラスの美学と機能性が融合した新しい日常

「Tube」は、化学実験室の試験管からインスピレーションを受けて誕生した、現代のライフスタイルに寄り添う革新的なグラスコレクションです。デザインと機能性、そしてサステナビリティを兼ね備えたこのシリーズは、日常のドリンクタイムに新たな価値をもたらします。

イタリアで2024年夏にデザインされた「Tube」は、デザイナーのFlorian Seidlによる、ガラス素材そのものの特性を最大限に活かしたプロジェクトです。ボロシリケイトガラスの強度や耐熱性、透明感を活かし、二重構造による“浮かぶ試験管”のような独特のフォルムを実現。外側の透明なサポートと内側のチューブが生み出すギャップが、視覚的な楽しさと機能性を両立させています。

「Tube」シリーズは、200ml、330ml、500mlの3サイズ展開で、すべてがフラットボトムのタンブラー型。ホットでもコールドでも、あらゆる飲み物に対応し、サイズ違いでもスタッキングが可能なモジュール設計が特徴です。人間工学に基づいた持ちやすさと、食洗機対応の実用性も兼ね備えています。さらに、製造工程で多彩なカラー展開が可能なため、飲み物のプレゼンテーションにも個性を加えます。

素材には、耐久性とリサイクル性に優れたボロシリケイトガラスを採用。何度でも再溶融できるため、廃棄物や環境負荷を最小限に抑えます。パッケージにもリサイクル段ボールを使用し、サステナブルな姿勢を徹底しています。こうした環境配慮の姿勢は、現代のデザインに求められる重要な価値観を体現しています。

開発にあたっては、素材研究やスケッチ、3Dモデリングを通じて、ガラスの新たな造形可能性を追求。異なるサイズでのスタッキングや、視覚的なインパクトを損なわないバランス設計など、技術的な課題もクリアしています。こうした取り組みが、2025年のA'デザイン賞シルバー受賞という高い評価につながりました。

「Tube」は、単なるグラスを超え、日常のテーブルウェアに新しい美意識と体験をもたらす存在です。素材の魅力、機能性、サステナビリティを兼ね備えたこのコレクションは、今後のガラスウェアデザインの新たなスタンダードとなるでしょう。日々のドリンクタイムに、革新と美しさを取り入れてみてはいかがでしょうか。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Florian Seidl
画像クレジット: Florian Seidl
プロジェクトチームのメンバー: Florian Seidl
プロジェクト名: Tube
プロジェクトのクライアント: Officina Endorfino


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