「Yin And Yang」は、伝統的なバイパスリングの概念を再解釈し、左右非対称の曲線と異なる高さ、傾斜を巧みに組み合わせることで、従来の枠を超えた造形美を実現しています。パールの有機的な輝きと、ホワイト・ブラックのロジウム仕上げが織りなすコントラストは、陰陽の哲学が説く「対立しつつも補い合う」関係性を鮮やかに表現。視線を惹きつける独自性と、時代を超えるエレガンスが共存するデザインです。
制作にはRhinoceros 3Dソフトによる精密なモデリングと、伝統的な鋳造・セッティング・手仕上げの技術が融合。特に、パールをロジウムメッキから守るため、白パールには見えないスクリューで固定するなど、細部にわたる工夫が施されています。ダイヤモンドの配置や最終研磨も慎重に行われ、完成後は一切の傷やズレが許されない高度な職人技が光ります。
素材には18Kホワイトゴールド、オーストラリア産白パール、希少なグレーアコヤパール、E VVSクラスの無色ダイヤモンドとグレーダイヤモンドを採用。リングのシャンク(腕部分)は半分ずつホワイトとブラックのロジウムで仕上げられ、陰陽の対比を視覚的に強調しています。パールは見えないスクリューでしっかりと固定され、耐久性も確保。高級感あふれる専用ボックスと、クラフトマンシップや素材を証明する証明書が付属します。
このリングは、着用者の動きに合わせて光と影が絶えず変化し、流れるようなフォルムと構造が一体となることで、まるで身体の延長のように自然な装着感を実現。重心バランスにも配慮され、回転を防ぎつつ快適なフィット感を提供します。単なる装飾品を超え、個性や内面の二面性を静かに語るタイムレスなジュエリーとして位置付けられています。
本作は2023年9月から12月にかけてパヴィアで制作され、陰陽思想の研究から始まり、パールの固定方法やロジウム仕上げの技術的課題を克服しながら完成に至りました。その革新性と芸術性が高く評価され、2025年のA'ジュエリーデザインアワードでシルバー賞を受賞。卓越した技術力と独自の美意識が、世界中のジュエリー愛好家やデザイン関係者から称賛されています。
「Yin And Yang」は、伝統と革新、調和とコントラストの美学を体現するリングとして、現代のライフスタイルに新たな価値観をもたらしています。個性を大切にする人々にとって、自己表現の象徴となる逸品です。
プロジェクトデザイナー: Eleonora Federici
画像クレジット: Image #1:Diego Chiarlo
Image #2:Diego Chiarlo
Image #3:Diego Chiarlo
Image #4:Eleonora Federici
Video Credits: Eleonora Federici
Sound Credits: Aleksey Chistilin
プロジェクトチームのメンバー: Eleonora Federici
プロジェクト名: Yin and Yang
プロジェクトのクライアント: Eleonora Federici Jewelry