アジア文化と現代美が融合する「Mira」レジデンス

サントドミンゴの高級住宅地に誕生した唯一無二の空間

「Mira」は、アジア文化への深い愛着と現代的なデザインが見事に調和したレジデンシャルアパートメントです。サンスクリット語で「百以上の虹」を意味するこの名は、色彩や素材、文化的要素が交差する空間の多様性を象徴しています。デザイナーのRosadela Serulle氏は、黒と明るい素材のコントラスト、柔らかなテクスチャー、そして繊細なパターンを巧みに取り入れ、文化的な奥行きと現代性を両立させた住空間を創出しました。

このプロジェクトの最大の特徴は、オリエンタルな要素とコンテンポラリーなデザインの融合にあります。木材や白い輸入大理石、軽やかなファブリックなど、選び抜かれた素材が空間に温かみをもたらし、壁面の仕上げにはストーリーテリング性が込められています。各部屋には異なる個性が与えられ、時代を超えたエレガンスが漂います。

特にリビングルームの壁面は、五種類の木製パネルをパズルのように組み合わせることで、独自のコントラストと立体感を演出。レーザーカットによる精緻な加工は、クラフトマンシップと創造性の高さを物語っています。この壁面はリビングだけでなく、エントランスや書斎、ダイニングからも鑑賞できる配置となっています。

約574平方メートルの広さを誇る「Mira」は、ソーシャルエリアとプライベートエリアに明確に分かれています。21平方メートルのテラス、52平方メートルのリビング、32平方メートルの書斎、30平方メートルのダイニングルーム、二つのキッチンなど、ゆとりある設計が快適なライフスタイルを実現します。寝室も20〜30平方メートルと広く、家族やゲストにも十分なスペースが確保されています。

施工にあたっては、素材選びから設置まで細部にわたるこだわりが求められました。地元の職人による造作家具や、環境に配慮したサステナブルな要素も取り入れられています。デザインの過程では、白大理石のような時代を超えて愛される素材や、アジア文化に根ざしたモチーフのリサーチが重ねられ、空間に深みと本物の価値が加わりました。

「Mira」は、サントドミンゴの高級住宅地に位置し、設計から完成まで約5か月という短期間で実現されました。その独創性と高い技術力が評価され、2025年にはA'デザインアワードのアイアン賞を受賞。業界のベストプラクティスと優れた技術的特性を備えた、実用的かつ革新的な住空間として認められています。

アジアの美意識と現代的な快適さが共存する「Mira」は、住まう人の感性を刺激し、日常に豊かな彩りをもたらします。デザインの力で暮らしをより良くしたい方に、ぜひ注目していただきたいプロジェクトです。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Rosadela Serulle
画像クレジット: Images: Photographer Andres Pena Video Credits: Andres Pena
プロジェクトチームのメンバー: Rosadela Serulle
プロジェクト名: Mira
プロジェクトのクライアント: Rosadela Serulle


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