未来志向の美学と機能性を融合したCyber Yokeステアリング

テスラ専用新型ステアリングがもたらす運転体験の革新

ドン・イアンによる「Cyber Yoke」は、従来の円形とハーフスポーク型の両方の利点を取り入れ、独自のデザインと先進的な素材で運転体験を一新するステアリングホイールです。バン・ゴッホの絵画に着想を得たカラーグラデーション生地や、テクノロジー感あふれるオーバルレクタングル形状が、機能性と美しさの両立を実現しています。

「Cyber Yoke」は、テスラModel 3およびModel Y向けに設計された新しいステアリングホイールであり、従来の円形ステアリングの自由な手の動きと、ハーフスポーク型の操作性の高さを両立させることを目指しています。ドン・イアンは、運転時に手が空振りするリスクや、回転後に手が混乱する問題を解決するため、独自の形状と構造を採用しました。

このデザインの最大の特徴は、オーバルレクタングル(楕円長方形)形状のホイールリムです。これにより、ドライバーの前方視界が広がり、未来的な印象を強調します。さらに、内外二重リングの異素材・異色使いが、視覚的なレイヤー感を生み出し、個性と高級感を演出しています。

素材面では、バン・ゴッホの絵画からインスピレーションを受けたカラーグラデーション生地を採用。表面の手巻き仕上げと、五層構造(ワンピースダイキャストフレーム、PUフォーム二層、内蔵ヒーターパッチ、表面マットカバー)によって、見た目の美しさと実用性を両立させています。生地の伸縮性や色味の調整には高度な研究開発が行われ、最適な質感と色合いを実現しました。

製造プロセスでは、3Dプリントによる試作や複数回の金型修正、手作業による表面仕上げなど、多くの技術的課題を克服。品質管理が最重要課題とされ、量産体制の確立までに約1年を要しました。2024年8月には特許を取得し、同年12月より量産が開始される予定です。

「Cyber Yoke」は、2025年A'デザインアワードのブロンズ賞を受賞し、その創造性と技術力が高く評価されています。アートとテクノロジーの融合によって、ドライバーのライフスタイルに新たな価値を提案するこのプロダクトは、今後の車内インテリアデザインの新基準となる可能性を秘めています。

未来志向のデザインと実用性を兼ね備えた「Cyber Yoke」は、個性を求めるドライバーにとって理想的な選択肢となるでしょう。新しい運転体験を求める方は、ぜひこの革新的なステアリングホイールに注目してみてください。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Don Ian
画像クレジット: Image #1: Photographer Don Ian, Guangzhou, 2024. Image #2: Photographer Don Ian, Guangzhou, 2024. Image #3: Photographer Don Ian, Guangzhou, 2024. Image #4: Photographer Don Ian, Guangzhou, 2024. Image #5: Photographer Don Ian, Guangzhou, 2024.
プロジェクトチームのメンバー: Designer: Don Ian
プロジェクト名: Cyber Yoke
プロジェクトのクライアント: Agiling


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Cyber Yoke IMG #5
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