曲線と光が紡ぐアートギャラリー型セールスオフィス

建築とアートが融合する洗練された体験空間

イスタンブールに誕生した「Rams Beyond Etro」セールスオフィスは、アートギャラリーのような空間構成と、曲線美・光・影の演出を通じて、訪れる人々に洗練された体験を提供しています。Arkiteam Architectureが手がけたこのプロジェクトは、建築と芸術の境界を曖昧にし、都市と調和する新たなショールームの在り方を提案しています。

「Rams Beyond Etro」セールスオフィスは、全体を白で統一したインテリアと、スパイダーガラスのファサードが特徴です。外部からの光を最大限に取り込み、内部のアート作品や建築模型を際立たせる設計となっています。曲線を多用したフォルムが空間に流動性をもたらし、光と影のコントラストが奥行きを生み出しています。

天井にはメタリックグロス仕上げのカスタムメタルパネルが採用され、反射効果によって空間全体に柔らかな光を拡散。白い天然石の床材が流れるようなフォルムを強調し、影の動きがより鮮明に感じられます。これらの素材選びとディテールへのこだわりが、ギャラリーとしての品格と、セールスオフィスとしての機能性を両立させています。

空間構成は、来訪者が自然に導かれるような動線設計がなされています。受付から主要な体験ゾーンへと続くクリアなサーキュレーションが、建築模型やキュレーションされたアート作品の魅力を最大限に引き出します。オープンプランの設計とガラスファサードが都市とのつながりを強調し、内外の境界を感じさせません。

このプロジェクトの実現には、高度な石膏ボード加工技術や、カスタムメタルパネルの精密な施工が不可欠でした。色彩と照明の選定には綿密なリサーチが重ねられ、アートの視認性と空間の雰囲気を高めています。交通動線の分析により、ファサードの可視性も最適化されました。

「Rams Beyond Etro」セールスオフィスは、2025年A'デザインアワードのインテリアスペース・リテール・エキシビション部門でブロンズ賞を受賞。芸術性と機能性を高次元で融合させた空間は、都市生活者に新たな体験価値をもたらし、建築とデザインの未来を示唆しています。

アートと建築が出会うこの空間は、訪れる人々にプロジェクトの本質と洗練を体感させる場となっています。都市の中で輝くギャラリー型ショールームは、今後のライフスタイル空間の新たな指標となるでしょう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Arkiteam Architecture
画像クレジット: Arkiteam Architects
プロジェクトチームのメンバー: Enes Cicekci, Seda Dundar
プロジェクト名: Rams Beyond Etro
プロジェクトのクライアント: Rams Global


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