アンドリーニャは、デザイナーのMatthias Ambrosによって設計され、ブラジルのデザイン精神を体現しています。ツバメの飛翔にインスパイアされたフォルムは、空間に浮かぶような軽やかさを演出。背もたれの独自カットとシームレスな統合技術により、構造的な強度と洗練された美しさを両立しています。
このチェアの最大の特徴は、革新的な二段階成形による浮遊型背もたれです。内部に隠された構造要素が、外観に一切の継ぎ目を見せずに強度を確保。見た目の軽やかさと、長時間座っても疲れにくいエルゴノミクスを両立しています。さらに、CNC曲げ加工のスチールフレームとレーザー溶接により、耐久性と精度も実現。
アンドリーニャの開発には、ユーザーリサーチやAIによる形状探索、手描きスケッチなど多角的なアプローチが採用されました。サンパウロの家具店で実施された16項目のアンケート調査や、数多くの試作を経て、最適な座り心地と美観が追求されています。特に2024年のリオグランデ・ド・スル州の洪水から着想を得た「レジリエンス(回復力)」も、デザインの根底に息づいています。
使い勝手にも細やかな配慮がなされています。軽量な構造は持ち運びやすく、曲線的な座面と浮遊型背もたれが自然な姿勢をサポート。目に見える接合部のないシームレスなデザインは、どんな空間にも調和し、洗練された印象を与えます。多様なシーンで活躍する汎用性も魅力です。
アンドリーニャは、2024年末から約半年にわたる開発期間を経て、2025年4月のミラノ・フオリサローネで正式発表予定。Estudio Mezasによる知的財産権のもと、現代家具デザインの新たな指標として注目されています。
精密工学と芸術的美意識が融合したアンドリーニャは、快適性・効率性・エレガンスを兼ね備えた次世代チェアとして、今後のライフスタイルに新たな価値をもたらす存在です。多様な空間でその軽やかな存在感を体感してみてはいかがでしょうか。
プロジェクトデザイナー: Matthias Ambros
画像クレジット: Estudio Mezas
プロジェクトチームのメンバー: Matthias Ambros
プロジェクト名: Andorinha
プロジェクトのクライアント: Estudio Mezas