ジュエリーは単なる装飾品ではなく、価値観や歴史、調和、そして唯一無二の個性を体現する存在です。エリサ・ポッツァは、古代から受け継がれてきた指輪の魅力に着目し、そこに込められた物語やメッセージを現代的に再解釈しました。中世の結婚指輪に見られる側面の刻印や、贈り手からの特別な言葉が、今回のデザインのインスピレーションとなっています。
「Connection」は、18金イエローゴールドとナチュラルホワイトダイヤモンドを組み合わせ、伝統とモダンを見事に融合させています。幅広でありながら軽やかなフォルムは、日常使いから特別なシーンまで幅広く活躍。表面は10個のコンケーブ(凹型)セクションに分割されており、イニシャルやモットーなどの刻印でカスタマイズが可能です。これにより、単なるアクセサリーを超えた、個人の思いを託すシンボルへと昇華しています。
製作工程では、3Dデザインをもとに、内輪・外側の10セクション・20個のダイヤモンドセッティングという3つの主要パーツに分解。ロストワックスキャスティング技法と伝統的な金細工の手作業を組み合わせ、細部まで丁寧に仕上げられています。最終工程でダイヤモンドをセットし、磨き上げることで、輝きと気品が際立つ作品となります。
バンド幅は7mm、最厚部4mm、最薄部2mm。20石のダイヤモンド(合計0.31カラット)が両サイドに配され、光を受けて美しく輝きます。男女問わず着用できるデザインで、従来の結婚指輪に代わる洗練された選択肢としても注目されています。
このリングは、イタリアでの中世ジュエリー研究をもとに誕生しました。かつて指輪は感謝や愛情、敬意を伝える重要な役割を担い、刻印が個々の物語を語っていました。「Connection」は、ジュエリーを通じて人と人をつなぐ現代のコミュニケーションツールとして、特別なメッセージを内包することを目指しています。
本作は、2025年A'デザインアワード(ジュエリーデザイン部門)でIron賞を受賞。実用性と革新性、そして技術的な完成度が高く評価されました。エリサ・ポッツァの「Connection」は、時代を超えて人々の心を結ぶ、新しいジュエリーのあり方を提案しています。
個性と物語を指先に宿すこのリングは、日常にさりげない特別感をもたらし、人生の大切な瞬間をより豊かに彩ります。カスタマイズの可能性を活かし、自分だけのメッセージを刻むことで、唯一無二の絆を形にしてみてはいかがでしょうか。
プロジェクトデザイナー: Elisa Pozza
画像クレジット: Elisa Pozza
プロジェクトチームのメンバー: Elisa Pozza
プロジェクト名: Connection
プロジェクトのクライアント: Petronilla