平和と希望を纏う「Whispering Olive」ジュエリーセット

象徴性と革新性が融合したサミラ・アダミ・ダディザデの新作

「Whispering Olive」は、オリーブの枝と鳩という普遍的なモチーフを通じて、平和と人間の不屈の精神を詩的に表現したジュエリーコレクションです。デザインの随所に込められた象徴性と、卓越したクラフツマンシップが、現代のラグジュアリーと物語性を見事に融合させています。

このジュエリーセットは、オリーブの枝と鳩という古来より平和の象徴とされてきたモチーフに着想を得て誕生しました。鳩の足に絡むチェーンは困難や障害を、口にくわえたオリーブの枝は希望と調和を象徴しています。サミラ・アダミ・ダディザデは、このデザインを通じて、逆境を乗り越え真の平和を目指す人間の強さと希望を表現しています。

「Whispering Olive」は、単なる装飾品を超えたストーリーテリング・アートワークとして位置づけられています。中央の鳩モチーフは取り外し可能で、ネックレスからブローチへと変化し、シーンやスタイルに合わせて自在に楽しめる設計です。イエローゴールドとプラチナの絶妙なコンビネーションが、現代性とクラシックな美しさを両立。さらに、イエローダイヤモンドが希望や精神的高揚を象徴し、デザイン全体の物語性を一層深めています。

製作には18金イエローゴールドとプラチナ、ホワイトおよびファンシーイエローダイヤモンドが用いられ、伝統的な手彫り技術と最先端のジュエリーエンジニアリングが融合。マイクロパヴェセッティングや隠しヒンジ、モジュール構造により、精緻な美しさと機能性を両立しています。隠れたロック機構がスムーズな変形を実現し、エルゴノミクスに基づいた設計が快適な着用感と贅沢さをもたらします。

このプロジェクトは、2024年6月から9月にかけてイスタンブールで制作され、国際平和デー(9月21日)を記念して発表されました。デザインの背景には、平和と自由の象徴に関する歴史的・文化的リサーチ、素材選定のための分析、そしてユーザーエクスペリエンスに基づいたエルゴノミクス研究が反映されています。オリーブの葉の繊細な造形や、複数素材の調和、重さの分散など、細部にわたる工夫が施されています。

「Whispering Olive」は、2025年のA'デザインアワード(ジュエリーデザイン部門)でブロンズ賞を受賞。芸術性、技術、デザイン、サイエンスのベストプラクティスを体現し、生活の質の向上に寄与する作品として高く評価されました。

平和、希望、そして自由への願いを纏うこのジュエリーは、身につける人自身の物語と響き合い、日常に静かな輝きとインスピレーションをもたらします。アートとイノベーションが融合した新たなラグジュアリーの形として、今後も注目を集めることでしょう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Samira Adami Dadizadeh
画像クレジット: 3D Modeling and Rendering by:Mohammad Karimi
プロジェクトチームのメンバー: Samira Adami Dadizadeh
プロジェクト名: Whispering Olive
プロジェクトのクライアント: Samira Adami Dadizadeh


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