「Oyoga」は、従来の固定された椅子の概念を覆す、回転ジョイント構造を採用しています。利用人数やシーンに応じて、3人から6人まで柔軟に形状を変化させることができ、グループでの利用や個人のリラックスタイムなど、多様なライフスタイルに対応します。この可変性は、ユーザー同士の自然な交流や新しいコミュニケーションの場を生み出します。
ヨガボールを座面に取り入れることで、座るだけで軽い運動ができる健康機能を実現。弾力のある素材は体圧を分散し、長時間の使用でも快適な座り心地を提供します。また、ヨガボール部分は簡単に取り外しができるため、メンテナンスや交換も容易です。
構造面では、金属製のコネクターが各パーツをしっかりと固定し、座面の回転や変形時にも高い安全性と安定性を確保しています。モジュール式の設計により、設置や組み立てもシンプル。カフェやラウンジ、教育機関の休憩スペースなど、さまざまな場所での活用が期待されています。
開発にあたっては、中国美術学院との連携や現地カフェでのフィールドリサーチを通じて、学生や利用者のニーズを徹底的に分析。健康・交流・楽しさというキーワードを軸に、ムードボードやマインドマップを活用しながらデザインを磨き上げました。最終的なプロトタイプは、実際のカフェスペースでの導入が進められています。
「Oyoga」は2025年、A'デザインアワード(ファインアート&アートインスタレーション部門)でブロンズ賞を受賞。その独創性と技術力、そして生活の質を向上させる社会的価値が高く評価されました。
柔軟性、快適性、そして人と人をつなぐインタラクティブな体験を追求した「Oyoga」は、これからのパブリックスペースやコミュニティに新たな価値をもたらすプロダクトとして注目されています。健康と交流を同時に叶える新しい座り方を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
プロジェクトデザイナー: Zhejun Zhang
画像クレジット: Zhejun Zhang
プロジェクトチームのメンバー: Du Jiayuan
Yu Zhihan
Hong Qingyu
Yang Ke
Zhang Zhejun
プロジェクト名: Oyoga
プロジェクトのクライアント: EDNA Joint Institute, China Academy of Art