「Aquacendo」は、飲料水のろ過ボトルにソーラー充電式LEDライトを統合した独自設計が特徴です。ボトルキャップに内蔵されたライトは、内部の水を通して光を拡散させる仕組みで、従来の懐中電灯やスポットライトとは異なる柔らかな照明を実現。水が光を広げることで、夜間の移動や学習をサポートし、視覚的にも美しい効果を生み出しています。
ろ過性能においては、99.99%のバクテリアや微生物を除去できることが実験で証明されています。さらに、キャップやハンドル、ボトル本体がモジュール式で交換可能な設計となっており、利用シーンやユーザーのニーズに柔軟に対応。ライトは「低輝度」「高輝度」「SOS点滅」の3モードを搭載し、緊急時にも役立つ仕様です。
素材選定にもサステナビリティへの配慮が徹底されています。本体にはリサイクルPET(RPET)を採用し、その他のパーツも環境に優しいシリコン素材を使用。国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った設計思想が随所に反映されています。また、「Buy One, Give One」モデルを導入し、1本の購入ごとに1本が必要な地域へ寄付される仕組みも特徴です。
2024年末にはブルキナファソの子どもたちへ初回出荷が行われ、現地政府による寄贈式も開催されました。現地の子どもたちからは「毎日の生活が大きく改善された」と高い評価を受けています。こうした実績が評価され、2025年のA' Social Design Awardでゴールド賞を受賞。社会的インパクトとデザイン性の両立が国際的にも認められました。
「Aquacendo」は、単なるプロダクトを超え、命と未来を照らす社会的イノベーションの象徴となっています。今後も世界中の子どもたちに、より多くの光と安全な水を届ける取り組みが期待されています。
プロジェクトデザイナー: Shanghai Grand Trade Co.,Ltd.
画像クレジット: Image 1: Designer Richie Ma, Aquacendo, 2024.
Image 2: Photographer Fosun Foundation, Burkina Faso, 2024.
Image 3: Designer Richie Ma, Aquacendo, 2024.
Image 4: Designer Richie Ma, Aquacendo, 2024.
Image 5: Designer Richie Ma, Aquacendo, 2024.
プロジェクトチームのメンバー: Richie Ma
Jikai Bao
Sharlene Tai
Ko Cheng-Ruei
プロジェクト名: Aquacendo
プロジェクトのクライアント: Aquacendo