Luxorbisは、透明な円筒形ガラスの中に三つの発光体が浮かぶように配置されている。これらのオーブは縦に積み重ねられ、まるで森の木漏れ日が降り注ぐような垂直の光の流れを演出する。アリレザ・サリミは、自然のサイクルと職人技の融合からインスピレーションを得て、光が層をなして降り注ぐ神秘的な雰囲気を生み出した。
このランプの最大の特徴は、繊細なパターンが施されたオーブが放つ柔らかな光と、層状に生まれる影のコントラストである。ダイナミックな開口部から漏れる光は、空間に移ろう模様を描き、見る者の好奇心を刺激する。温かみのある光と緻密なデザインの融合が、落ち着きとリズム感のある照明体験を提供する。
製造には高精度のレーザーカット技術が用いられ、金属製オーブの一貫したパターンと最適な光拡散を実現。ガラスケースは透明度を維持しつつ、光と影の相互作用を最大限に引き出すよう設計されている。各オーブは正確に配置され、振動や移動にも安定性を保つ構造となっている。
操作性にも工夫が施されており、ベース下部に隠されたオン・オフボタンによって、デザインの一体感が損なわれない。光はオーブ内部から柔らかく広がり、見る角度によって異なる表情を見せる。静かな雰囲気を演出しつつ、近づくほどに隠された模様が浮かび上がる仕掛けが、鑑賞者の探究心を誘う。
このプロジェクトは2024年9月から2025年1月までテヘランで進行し、浮遊感を生み出すための光源配置や、連続性を保つためのオーブ接続方法など、細部にわたる研究が重ねられた。特に、縦方向の光の流れと構造の一体感を両立させるため、サポートワイヤーを繊細に露出させる工夫や、ベース部分のワイヤレス充電対応など、技術的な課題もクリアしている。
Luxorbisは2025年、A'デザイン賞の照明製品部門でIron賞を受賞。実用性と革新性を兼ね備えたこの作品は、現代のインテリアに新たな静けさと美しさをもたらし、心地よい空間づくりに貢献している。
自然のリズムと現代技術が融合したLuxorbisは、日常に穏やかな光と新たな発見をもたらすアートピースとして、今後も多くの人々の注目を集めるだろう。
プロジェクトデザイナー: Alireza Salimi
画像クレジット: Alireza Salimi
プロジェクトチームのメンバー: Alireza Salimi
プロジェクト名: Luxorbis
プロジェクトのクライアント: Alireza Salimi