シルクロード回廊が織りなす新時代のオフィス複合施設

自然と都市が融合するマワン・ユニット15の革新建築

深圳・マワン地区に誕生した「Office Complex Design Mawan Unit 15」は、シルクロード回廊のコンセプトを基盤に、都市と自然の調和を追求した新たなオフィス空間を提案する。現代建築と緑豊かな景観が交差するこのプロジェクトは、働く人々のライフスタイルに革新をもたらす。

本プロジェクトは、Zhong Zhong率いるデザインチームによって設計され、深圳・香港国際サービスシティのマワン地区に位置する。設計のインスピレーションは「シルクロード回廊」にあり、エリアの「三峰二谷」やY字型グリーンコリドーのパターンを継承。二つの軸と三つのタワーによる立体的なパークシステムが形成され、曲線を描く垂直グリーンバレーが近隣の河岸と呼応し、東西に広がるエコオフィス空間を実現している。

この建築の最大の特徴は、北南に走る「シルクロード回廊」と、東西を結ぶ二つの軸線の交差による統合性の高さにある。三つのタワーは並列に配置され、内部軸となる連絡回廊で結ばれている。垂直グリーンバレーや曲線的な積層構造が、景観と空間体験を豊かにし、多層ベースと立体パークシステムが活気あるコミュニティストリートを創出。テラス設計により、眺望に優れたオフィス空間も確保されている。

技術面では、プレハブ工法を採用し、建物の機能性や耐震性、高さ制限を考慮した標準化設計を実現。水道・電気・空調の将来的なアップグレードにも対応できるよう、拡張性を持たせた設計がなされている。敷地面積10,329㎡、延床面積91,082㎡の規模を誇り、オフィス、商業、文化・教育・医療サービスなど多様な機能を一体化。地下には343台分の駐車場も備える。

都市計画の観点からは、「三峰二谷」やY字型グリーンコリドーの継承、立体都市と統合パークシステムの強調がポイント。建築設計では、三つのタワーをシルクロード回廊で結び、各タワーのテラスは前湾河に面している。高さ制限75mの中で、機能性と景観のバランスを追求し、縦方向のグリーンバレーや曲線テラスが美観と実用性を両立させている。

本プロジェクトは、国際的な基準を意識し、「クリエイティブコミュニティ・パーク型近隣」の理念のもと、生活・仕事・エンターテインメントが融合する現代的なオフィス/産業複合施設を目指す。2025年にはA' Design Awardの建設・不動産プロジェクト部門でブロンズ賞を受賞し、その創造性と技術力が高く評価された。

都市と自然が調和する新たなランドマークとして、マワン・ユニット15のオフィス複合施設は、深圳・香港エリアの発展と持続可能な都市づくりに大きく寄与している。今後もこのような革新的な建築が、都市生活の質を高める原動力となるだろう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: SUIADR
画像クレジット: SUIADR
プロジェクトチームのメンバー: Chief designer: Zhong Zhong Design team: Zhong Zhong, Zhong Botao, Huang Yijing, Zhang Pingping, Liu Dengyuan, You Yang, Zhang Shuyue, Li Qingqing, Li Weichong, Wu Bing, Meng Meili, Cao Jiying, Han Guoyuan, Chen Ailian, Liu Mu, Tang Jin
プロジェクト名: Office Complex Design Mawan Unit 15
プロジェクトのクライアント: SUIADR


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