HOTARUの最大の特徴は、強力な磁力によってプラッターを浮遊させる構造にあります。従来のゴムやバネによる振動対策ではなく、磁気反発を活用することで、不要な振動を徹底的に排除。これにより、カートリッジ本来の性能を最大限に引き出し、レコードの繊細な音色を余すことなく再現します。さらに、浮遊するプラッターが放つ柔らかな光が、音楽体験を視覚的にも豊かに演出します。
デザイン面では、ミニマルなカートリッジとトーンアーム、隠されたベルト駆動サブプラッターが、洗練されたビジュアルと高い音響性能を両立。アクリル、アルミニウム、真鍮といった上質な素材を用い、どんな空間にも調和する存在感を放ちます。サイズは430mm x 430mm x 235mmとコンパクトながら、深みのある豊かなサウンドを実現しています。
操作性にもこだわり、左のノブで照明モードや明るさを、中央のノブで回転速度を、右のノブでスピーカー音量を調整可能。直感的なインターフェースが、誰もが簡単に理想の音楽空間を作り出せるよう設計されています。スピーカー一体型でありながら、磁気浮上による外部設計が振動抑制構造をデザインの一部として昇華させている点も、HOTARUならではの革新です。
開発過程では、浮遊構造に用いる磁石がカートリッジに影響を与えないよう、磁束解析ツールを駆使し、適切なシールド素材をケースに追加することで課題を克服。繰り返しの試作と信号解析を経て、従来構造を凌駕する効果を実証しました。これにより、音響機器としての機能美と、インテリアオブジェとしての芸術性を高次元で融合させています。
HOTARUは2025年ミラノデザインウィークでの展示を予定し、すでにA' Design Awardのプラチナ賞を受賞。時代の美学を体現し、アート、サイエンス、デザイン、テクノロジーの境界を押し広げる存在として高く評価されています。音楽とともに、空間そのものを変革するこのターンテーブルは、現代のライフスタイルに新たな価値をもたらす一台です。
音と光が織りなす新しいレコード体験を、HOTARUが提案します。日常を特別な瞬間へと変えるそのデザインは、音楽愛好家はもちろん、インテリアやアートに関心のある人々にも強いインスピレーションを与えることでしょう。
プロジェクトデザイナー: Yuma Murakami
画像クレジット: Audio-Technica Corporation
プロジェクトチームのメンバー: Yuma Murakami
Yosuke Koizumi
Tomohiro Shiraga
プロジェクト名: Hotaru
プロジェクトのクライアント: Audio-Technica