HYZYワールドユース活動センターのロゴデザインは、複雑なディテールを排除し、建築物の最も象徴的な「アーチ」を主役に据えている。円形のフォルムは「完全性」と「調和」を象徴し、三次元的な構造へと進化させることで、開放感と奥行きを持たせたデザインとなった。このアプローチは、ロゴが単なるグラフィックにとどまらず、空間インスタレーションとしても活用できる柔軟性を持つ点で際立っている。
ロゴの中心に配されたアーチは、センターの建築的特徴を反映しつつ、「未来へのゲートウェイ」という意味合いも内包している。さらに、上空から見るとロゴ全体がハート型を形成し、特定の光の下では影もハートを描く。この「ダブルハート」の仕掛けは、HYZYワールドユース活動センターが掲げる「愛をもって育む」という理念を視覚的に体現している。
マスコットデザインは、施設内で唯一具象的な建築物である「ホエールシアター」から着想を得ている。男の子と女の子をモチーフにした2体のクジラのキャラクターは、元気と親しみやすさを兼ね備え、胸元にはシグネチャーであるアーチがデザインされている。上から見ると、2体のマスコットが寄り添い、2匹の可愛らしいクジラの姿を形作るという遊び心あふれるイースターエッグも隠されている。
このプロジェクトは、2023年12月に上海で始動し、約半年にわたるリサーチとデザイン開発を経て2024年5月に完成した。デザインチームは、建築のフォルムとブランドの精神を融合させるため、従来の二次元ロゴから三次元表現への転換に挑戦。ミニマルでありながら、開放的かつダイナミックな構造を実現した点が高く評価されている。
HYZYワールドユース活動センターの新たなコーポレートアイデンティティは、2025年A'デザインアワードのゴールド賞を受賞。審査員からは「芸術、科学、デザイン、テクノロジーの進化を体現し、世界に大きなインパクトを与える傑作」と称賛された。ブランドの未来志向と教育への情熱を象徴するこのデザインは、次世代のブランディングに新たな基準を打ち立てている。
HYZYワールドユース活動センターのロゴとマスコットは、建築美とブランド哲学を融合させた先進的な試みとして、今後も多くのクリエイティブ分野にインスピレーションを与え続けるだろう。
プロジェクトデザイナー: ECUST | Hao SHAN
画像クレジット: All Copyrights ECUST-Creplus Design, 2025
プロジェクトチームのメンバー: Creative Director: Shan Hao
Art Director: Du Weimiao
Graphic Designer: Hua Yizhou
プロジェクト名: HYZY World Youth Activity Center
プロジェクトのクライアント: HYZY World Youth Activity Center