円形が生み出すアートと交流の新しいセールスセンター

ロトンダが提案する調和と革新の空間体験

河北省で誕生した「Rotunda」は、円形をコンセプトに掲げ、アートと社会的交流を融合させた新しいセールスセンターです。従来のクラブハウスの枠を超えた流動的なレイアウトと、調和や完結性を象徴する円形ホールが、訪れる人々に独自の体験を提供します。

このプロジェクトは、Kris Linによるデザインで、2023年8月に河北省で着工し、2024年5月に完成予定です。中心となる円形ホールは、空間全体の核として機能し、アート展示と社交の場を自然に結びつけています。ホールを囲むように配置されたミーティングルームやラウンジ、オフィスが、円形の動線でシームレスにつながり、利用者同士の交流を促進します。

空間の最大の特徴は、アート性と機能性を兼ね備えた設計にあります。特に、虹色に輝くガラスカーテンウォールやミラー天井など、厳選された高品質な素材が、視覚的なインパクトと実用性を両立。ウォーターフォールを思わせる照明が、幻想的な雰囲気を演出し、空間全体に芸術的な彩りを添えています。

展示ゾーンやラウンジには、1400mm×10mm×3000mmの大型ガラスパネルを採用。特殊加工により、光の当たり方で多彩な色彩変化を見せ、空間に動きと個性をもたらします。さらに、これらのガラスはリサイクル可能な素材で製造され、環境負荷の低減やグリーンビルディング基準にも適合。サステナビリティと美しさの両立を実現しています。

設計段階では、曲線状の巨大ガラスを正確に成形・設置するという技術的課題がありました。デザインチームはガラスメーカーと連携し、先進的な曲げ加工技術を導入。複数回のサンプルテストを経て、構造美と安全性を両立した仕上がりを実現しました。

この「Rotunda」は、ブランドイメージの向上や市場競争力の強化にも寄与しています。アートと機能性の融合、そして環境配慮型素材の採用が、現代建築における新たな価値観を提示。2025年にはA'インテリアスペース・リテール&エキシビションデザイン部門でゴールデン賞を受賞し、その革新性と芸術性が高く評価されています。

「Rotunda」は、アートと交流が共鳴する柔軟な空間設計で、訪れる人々に新しい体験とインスピレーションを提供し続けています。今後のライフスタイルや商業空間デザインにおいても、調和と革新の象徴として注目される存在となるでしょう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Kris Lin
画像クレジット: Kris Lin International design
プロジェクトチームのメンバー: Kris Lin
プロジェクト名: Rotunda
プロジェクトのクライアント: Tiancheng Shenghe Real Estate Group Co., Ltd.


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