黄金色に輝く未来型リゾート「マリーナゴールド」誕生

クルーズ船を想起させる建築がベトナム・ムイネーの海岸を彩る

ムイネービーチの壮大な夕陽にインスパイアされた「マリーナゴールド」は、建築と自然が調和する新たなリゾート体験を提案する。豪華客船のような外観と、最先端の技術が融合したこのホテルは、2025年のA'デザインアワードでシルバー賞を受賞し、ベトナムの海岸線に新たなランドマークを築く。

建築家・宮下信明による「マリーナゴールド」は、ベトナム南東部のムイネービーチに位置するラグジュアリーリゾートホテルである。建物は7階から20階にかけて斜めに上昇し、まるで出航する豪華クルーズ船のようなダイナミックなフォルムを持つ。外壁には特別なゴールド仕上げのパネルが採用され、夕陽を受けて黄金色に輝く姿が、訪れる人々に非日常の体験をもたらす。

このホテルの最大の特徴は、最上階から海へとせり出すガラス底のプールと、パノラマビューのレストラン&バーラウンジである。プールはカンチレバー構造によって空中に浮かぶように設計され、まるで海の上を泳いでいるかのような感覚を演出。6階の広大なテラスや、自然と一体化した共用スペースも、ゲストに特別なリゾート体験を提供する。

構造面では、主に鉄筋コンクリートと鋼材を用い、カンチレバー部分の安全性と軽やかさを両立。内装には高級木材や大理石をふんだんに取り入れ、豪華客船の雰囲気を細部まで再現している。建物全体は、光の反射や空気力学を考慮した設計がなされ、環境への配慮と未来的な美しさを両立させている。

プロジェクトの設計段階では、持続可能なリゾート建築の研究が重ねられた。周囲の自然環境との調和や、ゲストの体験価値を高める空間構成が追求され、シミュレーションや素材研究、環境分析が行われた。厳しい沿岸規制や技術的課題を克服し、イノベーションとサステナビリティ、そしてゲスト体験の融合を実現した点が高く評価されている。

「マリーナゴールド」は、ムイネービーチの新たな象徴として、2025年のA'デザインアワードでシルバー賞を受賞。建築の枠を超え、リゾート体験そのものを再定義する存在となっている。今後、ベトナムの観光と建築文化に大きな影響を与えることが期待される。

黄金色に輝くこの未来型リゾートは、2023年に着工し、2030年の開業を予定。ムイネーの自然と調和しながら、訪れるすべての人に驚きと感動をもたらす新たな目的地となるだろう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Nobuaki Miyashita
画像クレジット: Image #1,#2,#3,#4,#5: Photographer Nobuaki Miyashita Variations, 2024
プロジェクトチームのメンバー: N/A
プロジェクト名: Marina Gold
プロジェクトのクライアント: Mr Studio Co., Ltd.


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