永遠の月:現代美学で再解釈された月餅パッケージ

自然と人類の絆を象徴するアートギフトボックス

「Eternal Moon(永遠の月)」は、伝統的な月餅パッケージを現代的な視点で再構築したアートギフトボックスです。デザイナーのSha FengとJiayi Luは、月と地球上の8つの異なる自然要素のエネルギーバランスから着想を得て、ポスト・パンデミック時代にふさわしい新しい贈り物の形を提案しています。

このパッケージデザインは、月と「火」「花」「石」「雲」「海」「風」「山」「森」といった自然界の要素を組み合わせることで、宇宙と地球の調和を表現しています。各要素は、月の異なる側面を象徴し、受け取る人に多様な自然の美しさとエネルギーを感じさせます。ギフトボックスは、親しい人と食を分かち合い、共にテーマアートを楽しむことで、過去数年の隔たりを乗り越え、友情や絆を深める役割も担っています。

「永遠の月」は、従来の「嫦娥(じょうが)の月への飛翔」や「月兎の薬作り」といった物語を背景にせず、より広い視野で人類の運命共同体と月の永遠性に焦点を当てています。ポスト・パンデミックという時代背景を踏まえ、普遍的なテーマを現代的なデザインで表現することで、伝統と革新の融合を実現しています。

製作には、スポットカラー印刷やホットスタンピングなど高度な印刷技術が用いられ、繊細なアートワークと高級感のある仕上がりが特徴です。ギフトボックスのサイズは335mm×75mm×195mm、月餅ボックスは70mm四方で、細部にわたり洗練された美しさが追求されています。

このプロジェクトは2023年6月に中国・蘇州で始動し、2024年8月に完成しました。デザイン過程では、月と自然要素の調和をいかにパッケージに落とし込むかという課題に直面し、デザイナーの自然美学への深い理解と革新的な表現力が試されました。

「永遠の月」は、2025年にA'デザインアワード・パッケージ部門でブロンズ賞を受賞し、アート・サイエンス・デザイン・テクノロジーのベストプラクティスを体現した作品として高く評価されています。現代のライフスタイルに寄り添い、贈る人と受け取る人の心をつなぐ新しいギフトのかたちとして注目されています。

自然と人類の絆、そして月の永遠性を象徴する「永遠の月」は、アートとデザインの可能性を広げ、日常に新たな価値と美しさをもたらしています。今後もこのような革新的なアートパッケージが、伝統文化と現代生活を結ぶ架け橋となることが期待されます。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Suzhou SoFeng Design Co.,Ltd.
画像クレジット: Image #1, Image #2, Image #3, Image #4, Image #5: Photographer Jiayi Lu, 2024.
プロジェクトチームのメンバー: Creative Director:Sha Feng, Art Director: Jiayi Lu, Photographer:Jiayi Lu
プロジェクト名: Eternal Moon
プロジェクトのクライアント: Eternal Moon


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Eternal Moon IMG #5
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