日本美の本質を象徴するD Code:究極のエネルギーシンボル

湖面に現れる神聖な文字が現代デザインへ昇華

「D Code」は、滋賀県の琵琶湖に晴れた日に現れると伝えられる神聖な水茎文字から着想を得て生まれたシンボルマークである。日本の自然美と精神性を凝縮し、伝統と革新を融合させたデザインは、現代のライフスタイルに新たな調和をもたらす存在として注目を集めている。

デザイナーの出口光は、「D Code」を通じて日本の美意識と自然との共生を象徴的に表現している。水茎文字の五大母音を一体化したこのシンボルは、すべての声の源を可視化し、古来より自然が生み出したとされる神秘的な文字文化を現代に蘇らせている。

「D Code」の最大の特徴は、ヤマト比(1:1.414)と呼ばれる白銀比を基軸に構成されている点にある。白銀比は日本建築や美術に古くから用いられ、自然の調和と美しさの理想形とされてきた。この比率を徹底的に取り入れることで、静けさ、静かな決意、共生の美という三つのモードが生まれ、見る者や持つ者の内なる力を呼び覚ます。

三層構造で成り立つ「D Code」は、第一層に白のD Code、第二層に25の神聖な水茎文字の曼荼羅、第三層に黒のD Codeを重ねている。陰陽の調和を体現し、第二層と第三層は肉眼では見えないが、その存在がシンボルの持つ力を増幅させている。この立体的な表現は、日本の浮世絵技法を応用することでのみ再現可能とされ、伝統技術と現代デザインの融合を実現している。

「D Code」は単なる装飾ではなく、心・体・空間を宇宙の法則と調和させる日本独自の美の象徴である。現代のプロダクトや空間デザインに応用することで、繊細なバランスと静謐な美しさをもたらし、日本精神の本質を現代に伝える新たなアプローチを提示している。

2025年、A' Graphics, Illustration and Visual Communication Design Awardにてアイアン賞を受賞した「D Code」は、実用性と革新性を兼ね備えたデザインとして国際的にも高く評価された。産業界のベストプラクティスと卓越した技術力を融合し、より良い世界への貢献を目指すシンボルとして、今後の展開が期待されている。

日本の伝統美と現代的な感性が融合した「D Code」は、ライフスタイルに新たな調和とエネルギーをもたらすデザインとして、今後も多様な分野で注目されるだろう。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Hikaru Deguchi
画像クレジット: Hikaru Deguchi
プロジェクトチームのメンバー: Hikaru Deguchi
プロジェクト名: D Code
プロジェクトのクライアント: D Code


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