「ロボット」と「ロボニ」は、愛らしいキャラクター性と実用性を兼ね備えた鉛筆削りです。ロボットは男の子のモチーフで、360度回転する頭部が特徴。頭や手を動かすことで、まるで悩みやストレスを吹き飛ばすかのような遊び心を演出します。ロボニはスカートとリボンをまとった女の子のデザインで、やさしい表情と回転する頭部がデスクに明るさを添えます。どちらも安定した削り心地と簡単なお手入れが魅力です。
この鉛筆削りは、ビーチウッドなどの天然木材とマグネット、専用の刃を使用し、手のひらサイズの安定感あるフォルムに仕上げられています。幅50mm×奥行35mm×高さ100mm、重さ70gというコンパクトさで、持ち運びやすさとデスク上での存在感を両立。360度回転する頭部や可動式の手は、削るという日常的な作業を楽しい体験へと変えます。
実際のユーザーテストでは、従来型の鉛筆削りと同等の効率性を持ちながら、90%以上の利用者が「回転する頭部」や「キャラクター性」による癒しや楽しさを実感したと回答。感情的な価値が加わることで、学習や仕事の時間がより豊かになることが証明されています。多くのユーザーがデスクのアクセサリーとしても愛用している点も特徴です。
デザインの過程では、年齢を問わず親しみやすい表情や、安定感と持ち運びやすさを両立するサイズ感の調整など、細部にわたる工夫が重ねられました。複数回のプロトタイプ製作とテストを経て、実用性とデザイン性を両立したプロダクトが誕生しています。
「ロボット」と「ロボニ」は、2019年に台湾で開発がスタートし、同年9月にリリース。国内外のデザイン展示会でも高い評価を受け、2025年にはA' Design Awardのゴールド賞を受賞。特許(特許番号D163187)も取得済みで、知的財産としても保護されています。
機能性と感情的価値を同時に満たす「ロボット」と「ロボニ」は、日々のルーティンに小さな癒しとインスピレーションをもたらす新しいステーショナリー。デスクに置くだけで、学びや仕事の時間がもっと楽しく、クリエイティブなものになるでしょう。
プロジェクトデザイナー: hsin hung chou
画像クレジット: CARPENTER BROTHER SISTER TECH CO LTD
プロジェクトチームのメンバー: HsinHung Chou
WeiYa Cheng
YuLing Chu
ChuanYen Lu
Lin Yu
Carpenter Brother & Sister Technology CO., LTD.
プロジェクト名: Robot and Roboni
プロジェクトのクライアント: Carpenter Brother & Sister Technology Co.,Ltd