「Open Field Space」は、空間デザインに携わるチームのために設計されたオフィスであり、従来の機能的なゾーニングを超越した、アジャイルで包括的な環境づくりを目指しています。デザイナーのRong Hanは、オフィスが単なる作業場ではなく、多様な発想や交流を生み出す場であるべきだと考え、内なるストリートの雰囲気を持つ空間を構想しました。
このプロジェクトの最大の特徴は、限られた物理的空間の中で、音響・照明・電気システムに重点を置きながら、実験的な空間構成を実現した点にあります。木材の仕上げはライトブラウンからディープチェスナットへとグラデーションし、金属パーツはマットから光沢へと変化。さらに、照明の色温度を調整し、クールとウォームの光源を交互に使うことで、空間全体に活気と奥行きを演出しています。
約400平方メートルのスペースには、天井高5.5メートルの広々とした2つの部屋が設けられ、オフィス・エンターテインメント・ミーティング・体験型エリアが一体となった多機能空間が創出されています。元々のレイアウトを大胆に変え、内なるストリートデザインを取り入れることで、空間のキャパシティと用途の幅が大きく拡張されました。
このデザインは、オフィスであることを忘れさせるほど多様な空間構成とダイナミックなビジュアルを実現し、都市のネオンの活気と家庭の温もりが共存する独自の雰囲気を生み出しています。チームのロゴやコミック調のポートレートなど、ビジュアル要素も巧みに空間に溶け込み、文化的アイデンティティと美的統一感の両立を追求しました。
「Open Field Space」は、2024年7月に西安で着工し、2025年2月に完成。A' Design Awardのシルバー賞を受賞し、卓越した専門性と創造性が高く評価されました。オフィスの新たな可能性を探るこの試みは、今後のワークプレイスデザインに大きなインスピレーションを与えることでしょう。
プロジェクトデザイナー: Rong Han
画像クレジット: Shanxi Shanye Architectural Design Co., Ltd
プロジェクトチームのメンバー: Rong Han
プロジェクト名: Open Field Space
プロジェクトのクライアント: Rong Han