Wrapped Volumesは、特定のコンテキストを欠いている一方で、接続する道路によってトラペゾイド形状に切り取られた敷地に立つ建築です。この道路の進行方向を幾何学的な形状に変換し、空間を連続的なファサードに包み込むことで、地面から立ち上がり、ダイナミックな幾何学的形状に変身する構造を目指しました。この包み込む形状の一部は風景の層を形成し、一部は南側からの熱を減らす保護皮膚となります。
一時的な構造物であるこの建築のアイデアは、コストを抑えつつ、訪れる人々に豪華な感覚を提供することでした。道路の動きを翻訳し、VOLUMESを包み込むことで、光と影が同等に重要な役割を果たす、活気あふれる空間が生まれました。このオフィスは、風景と構造を織り交ぜ、訪れる人々が外部から内部の空間へと移行することで、自然光で洗われたコンパクトな内部空間の豪華なキャラクターを体験することができます。
建物は部分的に金属製の柱と断熱性の波形シート屋根、部分的には屋根を支えるR.C.Cフレーム構造の複合構造です。着色ガラスのグレージングは、金属製の柱を通じて浮遊する質量を強調します。ファサードは地元の職人によって手作業で作られたリブ状のプラスターです。床はセメントテクスチャ仕上げのビトリファイドタイルで、風景ゾーンはコータストーンで構成され、屋外の通路と駐車場には舗装ブロックが使用されています。
このデザインは、2020年のA' Architecture, Building and Structure Design Awardで銀賞を受賞しました。銀賞のA' Design Awardは、優れた専門性と革新性を示す、最高のライン、創造的で、専門的に注目すべきデザインに授与されます。これらのデザインは、強力な技術的特性と素晴らしい芸術的スキルを備えており、卓越したレベルの優れた性能を示し、肯定的な感情、驚き、ワンダーを引き出します。
プロジェクトデザイナー: Boney Keriwala
画像クレジット: Image courtesy : Panchkon Stills, Mr. Yash Parekh
Image #1 : Panchkon Stills
Image #2 : Panchkon Stills
Image #3 : Panchkon Stills
Image #4 : Panchkon Stills
Image #5 : Panchkon Stills
プロジェクトチームのメンバー: Boney Keriwala, Alak Parmar, Taikhum Shaikh, Aadil Amla
プロジェクト名: Wrapped Volumes
プロジェクトのクライアント: Boney Keriwala