この施設の設計は、馬術技術を通じて地形を反映した都市デザインによって決定されています。施設は6つのブロックに分けられ、それぞれが厩舎、競技場、そして中央の管理ブロックとして機能します。この管理ブロックはすべての建物をつなぐ中心的な役割を果たしています。
施設の機能性は、都市計画と建築に反映されています。競技場と厩舎の広がりのあるファサードは、中央の複合的なコアである管理ブロックに向かっています。六角形のケースは、貴重なエメラルドが金のネックレスに安置されているかのように見えます。
主な要求事項は環境に優しいことで、これが主要な建材として木を選択した理由です。大きなスパンを持つ接着木材構造を、各ブロックのオリジナルで繰り返しのないデザインと結びつけることが課題となりました。その結果、全体の複合施設のユニークで壮観なイメージが生まれ、エメラルドのように輝きを放つようになりました。
このプロジェクトは2017年10月にロシアのモスクワで始まり、2018年12月から現在まで建設が進行中です。設計地域の風景と気候条件の特性を詳細に調査した結果、技術と材料を使用して建物のエネルギー効率を高めることが可能となりました。
最後に、このデザインは2020年にA'建築、建物、構造デザイン賞のゴールドを受賞しました。この賞は、デザイナーの才能と知恵を反映した驚くべき、優れた、トレンドを設定する創造物に授与されます。これらは芸術、科学、デザイン、技術を推進し、その望ましい特性で世界に大きな影響を与える尊敬される製品と明るいアイデアです。
プロジェクトデザイナー: Polina Nozdracheva
画像クレジット: Image #1: EMERALD. Main facade with the main entrance.
Image #2: EMERALD. Total view from the main pedestrian line along the grand indoor arena.
Image #3: EMERALD. Central building. Main entrance.
Image #4: EMERALD. Interior. View from the second level to the facade structure (wooden grid).
Image #5: EMERALD. Facade details.
プロジェクトチームのメンバー: Chief architect: Polina Nozdracheva
プロジェクト名: Emerald
プロジェクトのクライアント: Polina Nozdracheva