日本初の墓型機械式納骨堂「稲毛霊園」

都市部の墓地不足と個性を尊重した追悼ホールのニーズに応える

日本のベビーブーマーの高齢化に伴い、1980年から2020年までの死亡者数は倍増し、130万人を超えました。さらに、少子高齢化、都市化、家族構造の変化により、都市部の墓地不足と個性を尊重した追悼ホールのニーズが増しています。

稲毛霊園は日本初の墓型機械式納骨堂であり、葬儀を行い、故人を追悼するための追悼建築物です。生活様式の変化と都市化により、伝統的な地元の墓地からアクセスしやすい都市型納骨堂への変化が求められています。稲毛霊園は都市部の墓地不足、そして訪れやすい追悼ホールへの解決策であり、機械的な感じがしないように設計されています。この屋内墓地は、可能な限り伝統的な墓地に近いものとなっています。

従来の機械式墓地は小さなニッチ/ロッカー式納骨堂でしたが、ここでは遺骨は墓石の下に保管されます。私たちは、トヨタL&Fと共に、伝統的な墓地のように地下に保管スペースを確保する新システムを開発しました。建築、インテリアデザイン、家具、サイン、墓石材料、そして輸送システムなどには、石、木、紙などの自然素材が使用されました。

この施設は東京周辺に位置し、敷地面積は1440平方メートル、延床面積は2740平方メートル、鉄骨造の3階建てです。屋上には庭園と納骨堂が配置され、2階は寺院、1階はラウンジとなっています。各階にはストレスフリーな葬儀と追悼式を行うための機能が明確に分けられています。

出生地から都市への移住が増える中、生活様式の変化により、伝統的な地元の墓地からアクセスしやすい都市型納骨堂への変化が求められています。彼らは、都市部の墓地不足と訪れやすい追悼ホールを解決するために、東京近郊に墓型納骨堂を設計しました。これは日本初の墓型機械式納骨堂であり、葬儀を行い、故人を追悼するための追悼建築物です。

このデザインは、2021年にA'建築、建物、構造デザイン賞でブロンズを受賞しました。ブロンズA'デザイン賞は、経験と創造力を証明した卓越した創造的なデザインに授与されます。芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを組み込み、強力な技術的および創造的なスキルを発揮し、生活の質の向上に貢献し、世界をより良い場所にすることで評価されています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Eitaro Satake
画像クレジット: Photographer Kai Nakamura, 2018
プロジェクトチームのメンバー: Shinichiro Yamada and Eitaro Satake
プロジェクト名: Inage Ryouen
プロジェクトのクライアント: Eitaro Satake


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