革新的なガソリンステーション「Posto P10」

モニュメンタリズムとエコデザインが融合

ブラジルの燃料販売市場を根本的に変えることを目指し、Balko Argentinaが設計したガソリンステーション「Posto P10」。そのデザインは、モニュメンタリズムとエコフレンドリーなデザインの融合により生まれました。

「Posto P10」は、「Equador energia」ブランドのビジュアルアイデンティティ統合の結果として生まれたプロジェクトの一部であり、ブランドの旗艦店としての役割を果たしています。そのデザインは、縦方向に40.00m、横方向に11.00mの自由な光の流れを可能にし、自然光が全体に流れ込むことを可能にしています。

このプロジェクトの実現にあたっては、まず広範な市場調査が行われました。ブラジルのガソリンステーションは、我々が普段見慣れているものとは大きく異なるためです。その上で、マナオスの特徴や人々の生活、習慣、時間の過ごし方などを調査し、デザインコンセプトを特定しました。

デザインは、金属と補強コンクリートで作られた二つの偏心脚によって結合されています。これらは主要な構造を結びつける役割を果たしています。カノピーの美学は軽さと現代性を伝えています。屋根には透光天井があり、昼夜を問わず常に照らされている効果を作り出しています。

このガソリンステーションは、開発された都市の風景をポジティブに、そして根本的に変えました。エリアに明るさとステータスをもたらし、車や歩行者の流れを促進しました。また、将来的には新たな店舗の開発を促進することも期待されています。

プロジェクトは2017年11月に始まり、2020年7月にリニューアルオープンしました。ブラジルのマナオス市に位置しています。デザインの挑戦としては、限られた予算の中で、世界の大都市に見られるガソリンステーションと同等のものを設計することでした。

新しい「Posto P10」は、5年以上にわたる広範な作業の結果として生まれ、そのモダンで大胆なデザインは、ブランドイメージとガソリンステーションのサービス体験における前後を反映しています。この成功したプロジェクトは、2021年にA'建築、建物、構造デザイン賞のブロンズを受賞しました。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Juan Eugenio Mallo Camera
画像クレジット: All images were provided by our client and approved for beeing used on the application for this award.
プロジェクトチームのメンバー: Enrique Chardon Beatriz Cruz Ernesto Sister Hernan Gelis Juan Mallo
プロジェクト名: Posto P10
プロジェクトのクライアント: Juan Eugenio Mallo Camera


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Posto P10 IMG #5
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