このプロジェクトは、チッタデッラの城壁に触発され、レンガを主要な素材として使用した。レンガは内部にも使用され、建物全体の特徴的な要素となっている。また、レンガの壁に設けられた開口部は、歴史的な都市の周囲の壁の要素と一致するように意図的に配置されている。
この住宅の目的は、周囲の環境と対話をする新たな建築物を創造することであった。その結果、二つの重要なレンガで覆われた壁が建物の形状を決定づける要素となり、内部を保護する機能を果たしている。
このプロジェクトでは、歴史的なレンガ会社であるTerreal Italia SanMarcoと共に、この家の主要な素材となるカスタムバージョンのMAAXレンガを設計した。最先端のクラッディング技術を用いてレンガを設置し、構造とレンガの間に通気性のある空間を設けることで、呼吸する壁を作り出した。
この家の面積は約500平方メートルで、地上と1階、地下にはガレージとセラーがある。家は非常に柔軟な空間を提供し、家族の成長や時間の経過に応じて変化することが可能である。
このプロジェクトの研究は、可能なレンガのクラッディング技術と、緑の素材を使用したエネルギー節約の可能性を分析することから始まった。その目標は、快適さと「簡単な」建設システムを得ることで、迅速で清潔で効率的な建設方法を保証することだった。
このプロジェクトの創造的なプロセスは、チッタデッラの歴史的な城壁と持続可能な緑の建築の意志という二つの明確な道筋をたどり、最終的には一つのユニークな結果に収束した。これらが最終結果を達成するための研究で開発された二つの主要な課題であった。
プロジェクトデザイナー: Filippo Caprioglio
画像クレジット: Image #1:Photographer Paolo Monello, Home PE3, 2020.
Image #2:Photographer Paolo Monello, Home PE3, 2020.
Image #3:Photographer Paolo Monello, Home PE3, 2020.
Image #4:Photographer Paolo Monello, Home PE3, 2020.
Image #5:Photographer Paolo Monello, Home PE3, 2020.
プロジェクトチームのメンバー: Collaborator: Arch. Costantino Paparella
Structures: Ing. Edi Morandin
MEP – P.I. Roberto Marcon - Fabio Mottes
Landscape: Arch Pamela Nichele
General Contactor: Z Costruzioni - Manuel Zanon
Cladding: Mattoni MAAX SanMarco di Terreal Italia
Flooring: Ideal Work
Windows Stairs Catwalk: Cetos Sistemi per l’Architettura
Interior Vertical Garden: Sundar Italia
プロジェクト名: Home PE3
プロジェクトのクライアント: Filippo Caprioglio