モバイルライフを革新するUSB-Cドッキングステーション「PowerTronex H1」

ハリー・ホンウェイ・ヤンが設計した、8つのインターフェースを持つ革新的なハブ

近年、スマートフォンはますます進化し、薄型化のトレンドが続くノートパソコンは、ユーザーに超ポータブルな体験を提供しています。しかし、単一のインターフェースは基本的なデータや画像の転送ニーズを満たすのに不便であると感じるユーザーが増えています。そこで登場したのが、「PowerTronex H1」です。

デザイナーのハリー・ホンウェイ・ヤンは、この問題に対して製品の機能を統合することで解決を試みました。その結果、パワフルなパフォーマンス、滑らかで快適な製品外観、軽量でリサイクル可能な素材を持つ「PowerTronex H1」が生まれました。

「PowerTronex H1」は最大8つのインターフェースを提供します。4Kビデオ伝送とPD高速充電プロトコルをサポートしており、これを通じてユーザーは簡単にコンピューターやモバイルフォン(Type-Cインターフェース付き)上でデータを読み取り、転送することができます。アルミニウム合金製のシェルは優れた耐スクラッチ性と耐腐食性、そして優れた放熱性能をもたらします。

インジケーターライトは、ブランドスタイルのグラデーションライトストリップを採用しており、調和がとれた美的なデザインとなっています。ケーブルは溝に収納され、使用するときにスライドアウトすることで、製品はポータブルでシンプルで統合されたデザインとなっています。

この製品は、3つのType-C、2つのUSB 3.0、そしてHDMIインターフェースを備えています。表面の陽極酸化処理は、精巧で優れた質感をもたらすだけでなく、スクラッチ耐性と腐食耐性も持っています。これにより、効果的に熱を伝導し、本体の焼けつきを減らすことができます。

このプロジェクトは2019年4月に始まり、2020年12月に上海で完成しました。全体システムの統合は困難でした。製品は通常のハブの適切なサイズでありながら、8つの高性能インターフェースを組み込むことは、デザイナーとエンジニアが協力して、その形状とサイズで全てのコンポーネントを収容する解決策を見つけるのが難しい課題でした。

しかし、「PowerTronex H1」はその課題を克服し、2021年にA' Computers and Peripheral Devices Design AwardのIron賞を受賞しました。この賞は、業界のベストプラクティスと優れた技術特性を統合し、満足感とポジティブな感情を提供し、より良い世界に貢献する、よく設計された、実用的で革新的な創造物に授与されます。

このように、「PowerTronex H1」は、モバイルライフを革新するUSB-Cドッキングステーションとして、その機能性とデザイン性で注目を集めています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Harry-Hongwei Yang
画像クレジット: Image #1-5: Photographer / Rendering Harry-Hongwei Yang, P.T Starlink PowerTRONEX H1, 2020.
プロジェクトチームのメンバー: Designer: Harry-Hongwei Yang, Designer: Jingjing Zheng, Director: Jacky-Hongjun Liu
プロジェクト名: PowerTRONEX H1
プロジェクトのクライアント: Harry-Hongwei Yang


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