「シャイニング・グラス」:ガラスの透明感が織りなす独特の照明効果

石川圭司による、飲み物用のカットグラスをランプシェードに転用する新たなテーブルランプ

「シャイニング・グラス」は、飲み物用のカットグラスをそのままランプシェードとして使用することができる新しいテーブルランプのデザインです。ランプシェードホルダーは、ガラスの底部を内部と外部の間でしっかりと保持する独特の半円形のアーム構造を持っています。ホルダーとベースは、カットグラスでシームレスに作られています。お気に入りのカットグラスをランプの一部として使用することで、日常生活を豊かにする照明効果を創り出します。

このテーブルランプのデザインは、外部からの光を美しく反射し、それを見る者の心を癒すカットグラスから着想を得ています。ランプシェードとして使用することで、内部からの光による美しい光効果を創り出すことができます。また、ランプベースをカットグラスで作ることで、ガラスの透明感を最大限に活かしたデザインが可能となりました。

ランプベースとランプシェードホルダーのアームは、カットグラスでシームレスに作られています。カットグラスを保持するための治具とランプシェードホルダーの調整は、ネジで簡単にロックすることができます。電源供給ケーブルは、ランプベースとランプシェードホルダーのアームに設けられています。オブジェクトの構造は、まるでガラスの白鳥のような、全体がカットグラスで調和した芸術的な雰囲気を満たすように設計されています。

このプロジェクトは、2021年6月に日本の徳島で始まり、同年12月に完成しました。そして、2020年9月30日に日本で実用新案権を取得しました。シャイニング・グラスを実現するためには、飲み物用のガラスをそのままランプシェードとして使用するための機構を発明する必要がありました。また、ランプのベースは、カットグラスを保持するための独特の半円形のアーム構造を実現するために必要でした。

飲み物用のガラスを簡単に保持し、ロックする機構を発明するためには、いくつかのプロトタイプを作成するなど、時間がかかりました。電源供給ケーブルにストレスをかけずにガラスをロックすることは難しかったが、シンプルなネジロック機構によって問題は解決しました。また、ランプベースは、徳島ガラススタジオのスタッフ(尾藤氏、戸田氏、渡辺氏)の協力により、ガラス吹き技法で作成されました。

このデザインは、2022年のA'ライティングプロダクツアンドフィクスチャーズデザインアワードでアイアン賞を受賞しました。アイアンA'デザインアワードは、プロフェッショナルで産業要件を満たすように設計され、実用的で革新的な創造物に授与されます。業界のベストプラクティスと適切な技術特性を統合し、満足感とポジティブな感情を提供し、より良い世界に貢献することを評価されています。

このデザインの著作権情報:2020年9月30日に日本で実用新案権を取得(登録番号3228305)。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Keiji Ishikawa
画像クレジット: Video Credits: The favorite luxury faceted drinking glass can be used as a lampshade on the table lamp to create a very beautiful lighting effect. And the outline of the faceted lamp is clearly projected by a pedestal with a light ring.
プロジェクトチームのメンバー: Keiji Ishikawa
プロジェクト名: Shining Glass
プロジェクトのクライアント: Keiji Ishikawa


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